PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくてのレビュー・感想・評価
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単なるゲームからeスポーツに
日々の生活にどうにもならない悩みや憂鬱さを抱えている高校生3人が、eスポーツを元に
集まり、目標に向かって進んでいく様子を
描いた青春映画。
チーム結成当初はやる気の無いメンバーの
行動や、チグハグな連携が目立つけれど、
徐々に互いの絆を強めていく。
最後にはとにかく思いっきりやったら、
「勝つとか負けるとかどーでもよくて」の
気持ちでeスポーツの世界に没頭していく。
若い高校生が熱中出来るものを仲間と共有
している姿に熱いものを感じた。正に青春!
ゲームといえば、一昔前は部屋に篭って
クラスメイトや近所の仲の良い友達とだけやる
閉じた世界だった。
親や教師からは教育によく無いものというイメージで、特に風当たりが強かった印象がある。
eスポーツのようにオンラインで遠く離れた
地域の学生と繋がり、競技をするという
単なる遊びからスポーツに昇華されている
のを観ると、時代の流れを感じた。
これからのゲーム業界が、社会や人とどんな風に関わっていくのか興味深い。
花瀬琴音が全部持っていった感!
奥平くん・鈴鹿くん・小倉くん、この中心人物3人はそれぞれ良かったと思いますが、
私としては、奥平くんと恋愛模様に発展しそうな感じの花瀬琴音がベスト級の演技をしていると感じましたし、
主演作『遠いところ』とのあまりのキャラクターの違い・ギャップに大変驚かされた次第です。
今後大活躍しそうな役者さんだと思います。
さて、内容なのですが、
3人の仲間感が徐々に醸成されていくつくりはシンプルに好きですし、好感が持てる描かれ方で、
割と細かい笑いを入れてくるところも好きです。
ただ、
それぞれの家庭描写、特に奥平くんと鈴鹿くんの置かれた環境は、見ていて結構しんどいものがあるのですが、
深掘りはしないんですよね。so what?はないんですよね。
そこっているのかな?と思いました。
中途半端に描くくらいなら3人の友情的なことに注力しても良かったのかもしれません。
正直、鑑賞後感も今ひとつで、もうちょっとコンパクト(割と長尺なので)にまとめて、
3人のゲーム大会を通した友情物語にしてくれた方が、感動できたように思いました。
とは言え、若手俳優の活躍はうれしいですし、冒頭に申し上げた通り、花瀬琴音がバツグンの演技を見せてくれたので
私としては満足です(笑)
かませ犬
田舎の高校生3人組がeスポーツの大会に出場するため
即席で作ったチームが繰り広げる青春ストーリー
予選大会での戦いでは引き込まれて面白かった
勝つとか負けるとかは、どーでもよくて・・・
のキャッチフレーズが終盤どう影響していくのか
個人的にはラストの終わり方にひねりがほしかったです
大人よりも中高生に観てもらって、
eスポーツ人口を増やしたいっていうことなのかなあ
春休みだしね
終盤の一体感に涙が出るほど感動!
eスポーツは詳しくないので、序盤はあまり面白くないかなと思っていたのですが、終盤のゲーム大会の一体感に涙が出るほど感動しました。
高校生3人も三者三様の個性があり、メリハリの効いたキャラクター設定でした。3人には、それぞれの家庭事情や恋愛模様も挟まれて、高校生の青春を感じる物語になっています。
ゲーム画面も立体的で迫力のある画面が、あたかも自分がプレイしているような興奮と一体感がありました。
青春映画として素晴らしい作品だと思います。
どこを楽しめばよかったのか
eスポーツ大会に加えて、家庭内の問題や恋愛、怪我など、細々と要素を散りばめてますが、どれも描写が中途半端で平板な作りあがりの作品でした。
主人公格も2人もいることも、上記の中途半端さに拍車をかけてますし、亘くんのキャラ造形も何世代も前の古臭いオタク像のまま。
明確なメッセージも感じられず、ストーリーも中盤の方が盛り上がっていて、締まりの悪い終わり方。
作り手の情熱を感じられず、どこを楽しめばいいか理解に苦しむ作品です。
仲間がいれば
eスポーツだからと、正直舐めてた。野球やバスケの試合に負けないくらい胸が熱くなるし、その場にいるかのような緊張感もある。行け!行け!行けるぞ!気づいたら、彼らのことを必死に応援している自分がいた。
実話ベースのストーリーなので展開は何となく読めるし、登場人物のバックボーンもありがちで、それほどドラマティックなものではないんだけど、高校生のリアルがきちんと描けていて、2時間全く退屈しなかった。めんどくさいと思っていたことが、何気ない一言から楽しいことに変わったり、苦悩を知ることで優しさを知ったり、いい意味で映画的じゃない、無理矢理終わり良ければ全て良し!に持っていかない所とか、すごく好感をもてた。ゲーム好きかどうかで評価は別れそうだけど、日本初のeスポーツ映画として、素晴らしいスタートを切ってくれたと思う。
奥平大兼がとにかくいい。色気と魅力ダダ漏れ。この人、普段も絶対いい人に決まってる。劇中みたいに、現実でもイヤーな女に引っかからないで欲しい。大声を出したり、大胆な動きをしたりする人じゃないんだけど、彼の演技を見ていると何かこう、青春を取り戻したような気分になるんだよね。大好きな俳優さんの1人。人間ドラマとして気になるところは沢山あっても、試合の面白さが直に伝わってくるし、すごく自然な形で笑いを入れてくるし、演出や見せ方が非常に上手かった。
目的だった、主題歌のCody・Lee(李)には泣かされそうになった。青春の美しさと儚さ。夏夜に吹く乾いた風のような、そんな曲を彼らは作ってくれる。胸がきゅっとなる。あぁ、いい。曲聴くだけのためでも大いに価値があるから、ファンは無論、知らない人もこれから好きになって欲しい...🥰
夢中になる、その一瞬の熱さ
即席e-sportsチームが国内トーナメントに挑む物語。
タイパだコスパだと行動を起こす前に予定される成果を値踏みする時代に、新しいことへ好奇心やノリで飛び込む少年たちの姿が微笑ましかった。
オンラインでの関係にスポットを当てているためか、メンバーが肩を並べるシチュエーションが少なく、端々に描かれるメンバーの私生活が彼らのモチベーションや競技の行方に劇的に関わってくるわけでもない。スポーツもので盛り上げ要素として使いそうなエピソード群をあえて拾わない点が斬新だった。
青春群像劇としては珍しくない構成だが、全体の流れはスポーツ映画の構成なので、そのジャンルのつもりで観た人には肩透かしになったかも知れない。
目の前の一戦に対する集中度が上がる度にメンバーが自分の殻を破っていく様からは、挑戦して得た経験にマイナスはない、勝敗だけが成果ではない、ということが伝わってきた。
奇しくも「ネクスト・ゴール・ウィンズ」のテーマにも重なる点があり、今回の経験が彼らの「幸せ」に活きて欲しいと応援したい気持ちになった。
静かに熱い
ゲーム競技をeスポーツと呼ぶことに少し抵抗感を覚えてしまう。体使ってないのにスポーツ?と。でも本作を観ようと思ったのは高校生役を演じた3人の俳優に興味があったから。特にJTのCMで丁寧に育てられている(営業センスも天才的?な)森くん(小倉史也)。ネクスト矢本悠馬な雰囲気で気になっていた。
達郎がメンバーを募集する流れで、翔太と亘への態度が全く違うのが面白かった。金髪の陽キャが応募してきたら警戒するよな。亘が全然乗り気じゃないままなのもいい。やはり小倉史也は地味なのに存在感がある。
設定と展開は基本的にスポーツ青春ものと同じだ。それぞれが抱える問題があり、トラブルもあったりして、そして強い敵がいる。でもeスポーツが題材だからなのか、現代的な若者だからなのか、根性的なものは抑えられた物語だった。いや、もちろん根性的な描写もあるし、彼らの情熱がそれなりに熱くて結構感動してしまった自分もいる。3人の関係性が変わっていくのも王道の展開。インタビュー時と歩道橋のシーンがいい。形は変えてもこんな青春物語は作られていくんだなと嬉しくなった。
全国大会の成績や家庭の問題、恋の展開が妙にリアルなのも印象的だ。実話ベースだからかもしれない。彼らはあの後もあの町で問題を抱えながら暮らしていかなければならない。もちろん町を出る選択もできないわけではないけれど、そんな未来を想像できない終わり方だと思う。軽く見せながら意外と重めの青春映画だった。なかなかの掘り出し物だ。
映画「PLAY! 勝つとか負けるとかはどうでも良くて」は案外良かった
# 映画館で観た感想、レビュー
告知が全く面白そうじゃなかったので全く期待していなかったのだが、いざ観てみると想像より良かった。
なんというか空気感や雰囲気が良い。前半ほとんどのシーンがゆっくりまったりと進んで行き、全ての登場人物がなんだか静かに喋る。だが間延びしていない
# キャッチフレーズが気に入らない
まずゲーム大会の話なのに「勝敗がどうでも良い」というテーマが気に入らない。勝つために戦うのに勝利がどうでも良いなんてとんだ言い訳だと思った。
物語が進んで行くとこの言葉にも裏付けがされるのだが、それにしても真逆すぎるサブタイトルだとは思った。
# 物語
学生たちが三人集まりe-sportsに挑戦する話。
# 架空のe-sportsゲーム
自動車でサッカーをする架空のネットゲームが登場する。
たぶんこのゲームは映画のためだけに開発されたのだと思う。つまりゲーム映像を作ったのではなくて、いったんゲーム自体を作っておいて、そのプレイ動画をキャプチャ撮影して映画に使ったのではないだろうか。
なんとなく制作費の半分ぐらいこのゲーム開発に費やされてそう。
正直あんまり面白そうなゲームではない。
ゲームシステムも単純だ。
だけど映画用に人に親しみやすいゲーム内容にしたのだと思う。
# 高能力の少年
主人公のひとり。
スポーツも出来るしゲームも上手いし、授業を聞いてなくても成績は優秀というなんかすごいやつ。
# ラーメンズのアフロの人みたいな少年
喋り方は劇団ひとりっぽい。
# 金髪
イケメン。
# くたびれた先生
くたびれたユースケサンタマリアみたいな感じ。
# 謎の恋物語
本編とはほぼ関係なく金髪少年と少女の恋物語が出てくる。
これがめちゃくちゃ初々しくて良い感じ。
少女の鼻にかかったような喋り方も可愛い。
# 謎の家庭問題
本編と特に強く繋がることもないが、それぞれの家庭の問題も描かれる。
何も解決してない気が
2024年劇場鑑賞58本目。
内容知らないで鑑賞。実話ベースのeスポーツとのこと。あるゲームの国内ランカーの主人公が3人1チームの高校生限定大会に出場するため仲間を集めるが、それぞれ家庭に事情があって・・・という話。
まずめちゃくちゃうまい人が1人いるだけのチームと、そこそこうまい3人のチームなら絶対3人ともそこそこのチームが強いと思うのですが、勝っちゃうんですよね。
その後のインタビューもなんかふわふわしてるし、家庭の事情がゲームでどうにかなるわけでもないし、その後に活かされた感じもしなかったので、現実はそんなものかもしれないけど、じゃあどうしてこの高校を主役にしたんだろうという疑問だけが残りました。
熱くなりました。やっぱり勝ちたい
題名から、あまり勝敗にこだわらない内容かと先入観がありましたが、しっかり一喜一憂していたのである意味安心しました。やはり勝敗があるものは勝ちたいですよね。
終盤に進むにつれ、チーム3人の一体感と熱中度が高まっていく様はこちらも高揚させられました。
一方で、3名の置かれている境遇の掘り下げは、対象と時間を絞って良かったように思います。反対に、もっと3名が一様に笑顔になっているシーンがあって欲しかったです。
勝負の世界と青春時代のそれぞれの消化不良に対して、そんな状況でも熱くなれるものがあるということを示したい。そういう作品なのかなと思いました。
長い、何を伝えたかったのだろう?
122分の作品、内容に対して長いと感じた。
この作品は何を伝えたかったのだろう。
ゲームに関わる人には響く物があるのだろうか。
ゲーム以外の部分には特別なものは無く、どこからからかかき集めてきたような印象。
封切り後最初の日曜日に伺ったシネコン、観客は私を入れて二人、もうひとかたはイビキをたてていました。
青春の一コマ
登場人物それぞれにストーリーがあり、
ドラマを感じさせます。
そんなドラマも青春の一コマ。
高校生らしい発想あり、間違えることもあり。
そんな誰もが通っていそうな青春時代を、
eスポーツをテーマに描いてあります。
ほっこりしたい方にオススメです。
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