「何をどう評価したらいい?」隣人X 疑惑の彼女 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
何をどう評価したらいい?
この映画はどこの何をどう評価したら良いのでしょうか?
地球外生命体Xの受け入れを認める。Xは地球人と見分けがつかない。かつ地球人に危害を加えない。ならどうしろというの?何も出来るわけがない。それで話は終了、映画も10分で終了です。
だから前半、中盤、後半の多くは2組の男女の話となります。それに家族の話も加わります。インパクトの強い「惑星難民X」というワードを使い、SF色が強い映画か?サスペンス色が強い映画か?と思っていると痛い目に合います。 あくまで相手を信頼する気持ちや家族の絆がテーマです。
そしてゴシップ誌の記者達のプライベート無視の執拗な攻撃に私はムカムカしました。しかしその後 柏木(上野樹里)の父がXにされ、その柏木の両親(原日出子、酒向芳)の対応に心打たれます。ラストの柏木の笹(林遣都)への対応もほっこりします。最後に本当のXの存在も明らかになりますが、もうどうでもいい事です。Xも既に地球人なのだから。
どれだけの難民が来ているのかもわからないのになぜ1人だけをクローズアップするのか?どうやって見つけるのか?X候補を調査会社はどうやって絞り込んだのか?ゴシップ誌の他の多くの記者は何をやっている?先行しているアメリカになぜ聞かない。序盤はどういう映画かわからないのに、そのままスルーして話が進んでいる。初めからテーマが違うのならともかく、惑星難民といっている以上わかりやすくして欲しい。
作者の真意はどうだろうか。今全世界で問題になっている難民への問題提起なのか?ただ現実世界では移住者の主張が強すぎる気もする。
それにしても上野樹里さんには癒されます。
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