JOURNEY

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JOURNEY

解説

当時21歳だった霧生笙吾監督が武蔵野美術大学の卒業制作として初めて手がけた長編で、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション長編部門でSKIPシティアワード賞を受賞したSF作品。

肉体からの意識の解放が可能となった近未来。宇宙飛行士になることを諦めた慶次は、心を病む妻の静と暮らしながら地球で働いていた。ある日、慶次は新たな宇宙開発の噂を聞き、静とともに「意識のみの存在」になることへ憧れを抱き始める。その存在になることは「積極的選択としての死」にも等しい行為だった。

霧生監督が大学在学中に手がけた短編でテーマとして取り上げた「肉体が朽ちていく恐怖」をより発展させ、「肉体と意識の隔たり」を「壮大な宇宙」と「親子2世代の継承」というモチーフの中で描いた。

2023年製作/60分/日本
配給:Cinemago
劇場公開日:2023年10月21日

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(C)JOURNEY 2023/Cinemago

映画レビュー

5.0「最終日に見れて良かった」

2023年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年207本目。

この映画館最終日。たまに映画を最終日に見れると本当にラッキーだと思います。映画後伊藤梢さんとお話し出来ました。
お互いお気に入りの場面を自分は2部の初めの男性と月が映っているシーンが見た事ない映像で美しい映画ですねと、伊藤梢さんは1部の終わりの夫婦が車に乗っていてスクリーンが車が走っている道路を映していて手をひらひらさせる所が良かったと。自分もそこ凄い好きで奥さん手を握ってくれと思ったと同時に、実は隣にいないんじゃないかとも取れて深い場所だったと思いました。
どちらのシーンも映像で魅せる作品だなあと感じました。

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ヨッシー

1.5カーズは考えるのをやめた。

2023年10月28日
Androidアプリから投稿

難しい

寝られる

肉体から意識を切り離し開放することか可能になった近未来で、肉体を持ち生きることに疲れた夫婦の話。

BGMさえあれば昭和の頃の角川映画の様な始まりから、朝から浮遊する嫁を引き戻し、役所からの手紙をみる旦那となって行くけど…。

設定的には精神というか魂を肉体から自由に引き離したり戻したり出来るし、肉体が滅びても精神として浮遊し続けられるということでしょうかね。
個人的には、緊張がなく終わらせられない永遠の緩和は、最早退屈な無限地獄だと思うのですが…。

そんな能書き臭いことを思ってみていたけれど、2部の途中から山田悠介の「Aコース」的なもの?とか思い始め、そして3部でやっぱりそうなのか、それとも言っている通りか、切り離した精神の世界か…難しく考え過ぎですかね?
実はは集合体を推しておいて、金持ちが空いた肉体に乗り換えてループとかの陰謀まで考えてしまったけどw

設定はユニークだけど、淡々としているしどの解釈にしてもじゃあどうするのぐらいのオチにしかならないし、面白味は殆ど感じられなかった。

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Bacchus

2.0拗らせ系

2023年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

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いぱねま

4.0新鋭監督による『SF』へのラブレター(挑戦状)

2023年10月21日
iPhoneアプリから投稿

細部までこだわり抜かれた60分間でした。

荒廃した未来社会。人々は「意識化」によって肉体から解放される時代。「維持」が求められるディストピアの中、宇宙への探究心を捨てきれない男が、向こうへ向こうへと旅をしていくーーー。

『SF』というジャンルには、やはり夢があります。ありえないと捨て置かれるものたちが命を得て躍動し、我々に新たな思考、感覚を植え付けてくる。ともすれば映画という運動そのものに通ずるこの夢を、21歳の新鋭監督が思い出させてくれました。
なによりも、それらがただの憧憬で終わらず、自分ならこうだと主張する挑戦状のようなショットすら見せてくれます。 必見

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H&M
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