「【”苛めっ子には相応の報いを”今作は、スペイン発のハラハラドキドキ苛め撲滅推進サスペンスホラーである。】」PIGGY ピギー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”苛めっ子には相応の報いを”今作は、スペイン発のハラハラドキドキ苛め撲滅推進サスペンスホラーである。】
■スペインの田舎町での或る夏。
ティーンエイジャーのサラ(ラウラ・ガラン)はクラスメイトのマカ、ロシから執拗ないじめに苦しんでいた。そして仲が良かったクラウディアは、申し訳なさそうな顔をしながら傍観していた。
ある日、あまりの暑さに1人で地元のプールへ出かけたサラは、怪しげな謎の男と、マカ、ロシ、クラウディアと会い、またもやいじめの標的となる。
彼女達に衣服を取られたサラは、泣きながら水着で家に向かっていると、血だらけの3人が謎の男のバンに乗せられている姿を見るが、何も言わずに家に帰り黙りこくり、自分の世界に閉じこもるのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・観ていてサラが可哀想すぎる作品である。
序に言えば、酷い目に合う苛めっ子たちや、それを傍観していた女の子には全く同情出来ない。出来ないったら、出来ないのである!
・謎の殺害犯の犯行動機は描かれないが、サラには手を下さない所を見ると、彼も町の人達から疎外されていたのかなあ、などと思いながらもハラハラしながら鑑賞。
・サラが、囚われていた苛めっ子たちを見つけるシーンの葛藤の表情。
彼女達を助ければ、再び苛められる。
ほっとけば、彼女達は殺されて苛められなくなる。
だが、彼女は殺害犯に体当たりして、その体重で押し倒し、男は何かに当たって脂肪じゃなかった、死亡する。
<そして、サラは銃口を縄で吊るされたクラウディアに向けて撃つのである。クラウディアの縄を切るために・・。そして、血だらけで道を歩いて行くのであった。
サラはヤッパリ、良い子なんだよねえ。
今作は、スペイン発のハラハラドキドキ苛め撲滅推進サスペンスホラーなのである。>