「寂しさの共有かな」52ヘルツのクジラたち　りかさんの映画レビュー（感想・評価）

母親に虐待、ひいては洗脳までされて生きてきた貴瑚。
義父の世話をさせられ、逃げ出すことも思いつかない。
誤嚥性肺炎を貴瑚のせいにして責め立てる母の言葉に
(医者の前で妻でありながら娘に全責任を押しつけ殴りかかるなんて普通できるかな？異常演出)
自分を見失い車の前に立ちつくす。
すんでのところで岡田安吾に助けられる。
同級生だった美晴とも再会。
(美晴のテンションについていけない私😓)
安吾、愛称アンさんに世話してもらい家を脱出できた。
ただ何で塾の講師が着々と整えていけたのか？
アン、志尊淳さんが車から降りて嗚咽して泣き叫ぶ貴瑚にくっついて、キナコの声聴こえたよ。と言うが、
❤️ ❤️ちょっと私には理解しにくい😓
クジラの声🐳🐋

だんだんと明るくなっていく貴瑚。
親密になりアンに告白するが相手にはされない。
しかし、家で悩む姿のアン、秘密がありそうだが。
トランスジェンダーのクリニック？　注射？
あのチョロっとした顎ひげの存在理由かな。

貴瑚に会社の上司新名という恋人ができ、
アンや美晴と会ったことからややこしくなる。
新名の不実さを見抜いていたアン、
アンの告発文で本命の結婚相手と破談になり、
仕事も上手くいかず窮地に立たされ苛立つ新名。
アンの秘密を暴き土下座させた母親の姿を見せつけ、
(アンの母に言う内容が真実と違う)
アンを激しく慟哭させる新名、酷い奴！
(宮沢氷魚、こんなに演技下手だったかな？)

女には戻れんと？
お母さん、なぜホテルに？娘だと思い上京したなら
ホテルとる必要あるかな？
結果、‥‥。

祖母が住んでいた家にやって来て生活する貴瑚。
倒れた時、傘を差し出してくれたのが52。
雨に濡れた身体を拭く為服を脱いだ身体には
自分を見ているかのように無数のアザが。
母親を探していろいろ問いただすが罵倒され、
翌日その子は頭にケチャップ浴びせられてやって来た。

琴美役西野七瀬が男には愛想振り撒く声で返事するのに、
貴瑚には男の前で、帰れ、殺すぞ、て言うかなぁ。変。

心配して来た美晴とともにその子が住んでいた地小倉に
赴く。　　　　琴美の悪人伝‼️
信頼していた叔母は亡くなっていた。
その子の名前は、愛　と書いて、いとし　と読む。

そのままいたら貴瑚たちが最悪誘拐犯になるかも、
と聞いた愛は？
貴瑚が愛を見つけ抱擁。　　一緒に住めるよう奔走。

なるほど、
貴瑚の母親も愛の母親も相当にエゲツない。
実の母親というのが凄い。
アンの母は、慈しんで育てて来たがあの一言がアンを
追い詰めたと考えているかも。
だが、杏、安吾は相当な決意を持って上京して来た筈。
最愛の母に知られたからといってその命を絶つだろうか❓
また心に温かみをくれた貴瑚の為にも命を大切にすると思うが。

貴瑚がアンに語りかける言葉だが、
貴瑚の思いはアンとは違うんだよ。
そのアンの気持ちを理解しないと。と感じた。

余談:
最初にキコに出くわすところなど都合良すぎ。
キコ、一人でやって来てから服装にこだわらないが、
遠方に行く際、もう少し服装に気遣った方が良いのでは。
今住むおばあちゃんの家で寂しがっていた、と思う頃っていつだろう。そんな余裕あるかな？虐待されるか介護しているかだから。
美晴の話すトーンに違和感あり。
杉崎花さんのヘアスタイルがロングのとき、自分の髪の毛の時とカツラの時があり変だった。カツラでも自然に見えるようにしたら。
貴瑚も愛も考えられた名前なのに、その母は何だ。
キコは市子の時と同じく黒のワンピースよく着てる。