劇場公開日 2026年2月13日 PROMOTION

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ブゴニア : 特集

2026年2月2日更新

【事件です。2月、あり得ないほどすごい映画がくる】
“面白すぎて”業界の常識を破って語り合う異常事態
発生! ヤバいエグいの類の言葉じゃ“追いつかない”
とにかく観て!【熱狂&絶句の徹底レビュー】

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とんでもない、事件的な、想像を絶する、脳髄が焼き切れるほど異常で、あまりに劇薬めいた映画が2月13日に公開される。



タイトルは「ブゴニア」


鬼才ヨルゴス・ランティモス(「哀れなるものたち」など)が監督、異才アリ・アスター(「ミッドサマー」など)が製作、「ラ・ラ・ランド」などのアカデミー賞女優エマ・ストーンが主演、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の赤サングラス男でおなじみのジェシー・プレモンスが共演、第98回アカデミー賞で4部門ノミネート(作品賞を含む)……。

となると「あり得ないほどすごい」感じは軽く想像できるかと!


観れば批評家も編集者も映画人も普段の冷静な分析など吹き飛び、ただ「ヤバい」「すごい」としか言えなくなる。映画.comは今回、人気映画インフルエンサーや、本来ならライバル関係にある他メディアの方々に感想を求めたところ、全員が判で押したように「語彙力、消滅しつつ絶賛」する異様な光景に遭遇した。



これは業界の常識を破ってでも感想を伝えなければ。緊急事態だ――!!



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そして、もしあなたが「サブスタンス」「罪人たち」「ワン・バトル・アフター・アナザー」などの異常なクオリティ・勢い・尖りをみせつけた“2025年のベスト映画”にゾッコンなら、本作「ブゴニア」は絶対に観なくてはならない。

熱に当てられ、全会一致で陶酔した3人の記録を、ここにお届けする。


【レビュー掲載順】

①:Xにて刺激的な映画紹介でバズりちらかしている人気インフルエンサー・ゆいちむと映画さん

②:シティボーイも参戦! 人気カルチャー誌「POPEYE」編集者・米山然さん

③:映画.comからは編集者・尾崎秋彦が執筆


【熱狂の証言①:インフルエンサー編】映画ファンのTLを席巻する“あの人”が体験した、予想の斜め上から殴られ、脳がバグる「ヤバい」快感


証言者:ゆいちむと映画(人気映画インフルエンサー)

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■「どんな映画?」とか考えるだけ無駄!? 映画慣れした思考吹き飛ぶ「ジャンル:不明」の衝撃!
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全人類これガチ。ガチで死ぬほどヤバです。


脳がバグる大怪作っぷりに、たぶん声出るやつです。



「ブゴニア」というタイトルと、この歪で不気味なポスターから、皆さんはどんな映画を想像しますか? グロテスクなブラックコメディ?? それとも寓話的なスリラー??


そんな勘ぐりは不要も不要!! この荒唐無稽なカオスっぷりを前に、全てがことごとく裏切られること間違いなし!! 私たちの“映画慣れした思考”“先入観”そのものを嘲笑うかのような、あらゆる“想定外”を体験することになるはずです。


■笑っていいの?怖がればいいの? 「誰が正気で、誰が狂ってるか」(登場人物も私もふくめて)わからなくなる恐怖体験
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エマ・ストーン演じる人気絶頂のカリスマ経営者ミシェルを誘拐したのは、なんと陰謀論にハマりにハマった冴えない男性二人組。彼らは本気で信じています。「ミシェルは宇宙人だ」と。

そんな彼らからのあまりにぶっ飛んだ要求。「地球から手を引け」と。

この狂気の沙汰としか思えない誘拐事件の奥には、「世界はもう終わりかもしれない」という終末的不安や、「見えない誰かに支配されている」というディープステートめいた妄想が充満しています。

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そんな不穏で奇妙な茶番劇に身を委ねているうちに、やがて「誰が正気で、誰が狂っているのか」が、いつの間にか分からなくなってしまう……。

まさに奇想天外、前代未聞、予測不可能。「ブゴニア」が突きつける現代社会への警鐘と、人類史の行き止まり──



愛さずにはいられません。




■脳を揺さぶり、常識を破壊。最高のミラクルにマジ感謝!!
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この熱病のように混沌とした物語を見終えたあとも、あなたは果たして、“正気のまま”でいられるでしょうか? 世界を“正しく”見られるでしょうか!?

「ブゴニア」があなたの脳を揺さぶり、常識をぶっ壊す。最高のミラクルにマジで感謝!



これだから映画はやめられねぇ!!



この誘拐事件の結末は、絶対に口外禁止だよ♡


【熱狂の証言②:POPEYE編集者編】カルチャーの最先端を走る「POPEYE」の編集者も絶句。シティボーイが等身大で「すごかった」と絞り出した夜


証言者:「POPEYE」米山然

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■どういうつもり?(褒め言葉) 仕事の疲れを癒やすはずが…自分は悪魔か何かなのか
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くるり風に言うなれば、僕らが映画を観る理由は大体100個くらいある。1つめは……とここで続ける気はないけれど、久々に考え込んでしまった。どうして僕らは、映画を観るんだろう?

だってこんなの、おかしくない? みんな日々、生活に疲れてますよね。それで、たまの息抜きに映画館へ向かう。選んだ映画が「ブゴニア」としよう。

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見せられるのは、宇宙人だと勘違いされ監禁される女性のお話。端的に言えば理不尽な暴力の連続だ。それがいつしか画面を正視できないレベルの惨劇になっていくわけだけど、あの、どういうつもり? 仕事の疲れを癒そうと気散じに観る映画がこれって、自分は悪魔か何かなんじゃないか。

とはいえ、我々も沢山の映画を観てきたわけで、そう純朴でもない。こういう作品の見方を知っている。こんな悪趣味な映像を観て楽しいわけがないだろうとツッコむ優等生な自分は横に置き、ああ、この監督は沢山の工夫努力の末にこの禍々しい風景を我々に届けてくれたのだなと、そんなもう一つのストーリーを脳内に描いて、いわばメタに楽しむのだ。

ならば、せっかくなら阿鼻叫喚を聴きたいし、血が噴き出すなら返り血を浴びたい。そうやって僕たちは「悪趣味な映画好き」をやってきた、はずなんだけど。


■幸も不幸も、運も不運も水に流す。強制的に「条理」を通すラストに「これこそ映画を観る理由」
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しかしこの映画は様子がおかしい。



鑑賞時のスタンスが上手く掴めない。どんな顔をしてスクリーンを見つめればいいのか、戸惑っているうちに物語のジャンルが勝手にスライドしていき、最後はよく分からないまま、乾いた笑いが溢れ出す。

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そう、最後はもう笑うしかない。歪んだ表情で見つめていた不条理劇は、突然アクロバティックな形で条理が通される。幸も不幸も断ち切られ、運も不運も水に流され、急に訪れる余りにもバカバカしい結末。これがなんとも愛おしく、おぞましく、美しくて、感激してしまった。

それから僕ははっきり思い出す。



そうそう、これこそ映画を観る理由なんだよな。



■この映画のためなら、休日の2時間や、チケット代の2000円は惜しくない
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ただ見たいものを見せて欲しいわけじゃない。見たくないものが見たいとか、いわゆる「怖いもの見たさ」ともちょっと違う。僕たちは多分、もっと望外の情景を目の当たりにして、「自分ってこれが見たかったんだ」と驚きたいのだ。

「ブゴニア」のラストにはその驚きがある。冗談みたいな大惨事の終末。これを目撃するためなら、休日の2時間やチケット代の2000円なんて惜しくはないよね。


【熱狂の証言③:映画.com編】我々もとことん白旗宣言。「面白すぎて、もういい加減にしてほしい(笑)」


証言者:「映画.com」尾崎秋彦

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■混ぜるな危険、いいやもっと混ぜろ危険。劇薬同士が産み落とした「とんでもない怪物」
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鑑賞直後の僕の第一声は、



「ランティモスとアリ・アスター、いい加減にしろよ」



だった。もちろん“いい意味”での「いい加減にしろ」だ。面白すぎるんだよ。

というか知ってるはずだよね? ヨルゴス・ランティモスアリ・アスターを混ぜちゃいけないって。劇薬劇薬を混ぜたらとんでもない怪物が生まれてしまった、「ブゴニア」はマジでそんな作品である!

恐ろしいのに笑えて仕方ない。たとえば陰謀論者のテディとドンが、カリスマ経営者のミシェルを誘拐するシーン。2人の男が帰宅時の彼女めがけて襲いかかるが、ミシェルはド早朝のヨガとかで健康的に鍛えているので、不健康な2人組では歯が立たない。

だからへんてこな大乱闘になる。本人たちは生きるか死ぬかの真剣勝負だが、観てるこっちは笑顔が満開になる。

「緊張感が極限まで圧縮されると笑いに転じる」。この奇妙な感覚が「ブゴニア」の中核にどっかりと鎮座している。


■過去一ひどい目に遭う女優 VS 世界一ヤバい俳優! 魂を削り寿命が縮むレベルの演技を目撃せよ

ゆえにキャスト陣は本当に魂を削っているように見える。

実際、彼女らは本作を通じて寿命が減ったに違いない。エマ・ストーンは序盤、“バリバリ経営者”の美しさを際立たせに際立たせるため、僕は「いつ丸刈りになるのか」とドキドキしていた。観たいような、観たくないような、そんなハラハラとともに。

エマは「自分がひどい目にあえばあうほど映画が面白くなる」と信じているのか、「哀れなるものたち」などランティモスとのタッグ作では本当にひどい目にあっており、本作は過去一のひどさだったと思う。すんごい面白かった。

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またジェシー・プレモンスは今、世界で最もヤバい俳優なんじゃないか? 特にアメリカでは貧困層の肥満率は高いと聞くが、演じたテディは明らかに裕福ではなさそうなのに、枯れ枝くらい痩せこけている。その思考と思想と発言といやに伸びた爪が、普通ではない生活習慣とそこに至るまでの地獄を、僕の胸ぐらをつかむかのように想像させる。


■優勢と劣勢が秒で逆転!手榴弾をキャッチボールするみたいな、壮絶すぎる緊張感、衝撃

そして「ブゴニア」が面白いのは、エマ・ストーンとジェシー・プレモンス、極度の個性のぶつかり稽古が「うおおそうくるか」方向に展開していくことだ。



「暴力的に支配するが交渉や論理ではまったく勝ち目がない男性労働者」


VS


「監禁され肉体的には勝ち目がないが知性と交渉術で押し返していく女性経営者」



2人の対決はピンが外れた手榴弾をキャッチボールするように優勢と劣勢が危険なスピードでくるくる入れ替わる。最初はジェシー・プレモンスの狂った発言が怖い。しかし段々とエマ・ストーンの笑顔が怖くなってくる。

「おお……!」という声が劇場のそこかしこから漏れてくる。やがて、水が表面張力でギリ耐えているコップに鉄球をぶち落とすような衝撃がやってくる。

彼・彼女らを生み出したのは社会というシステムだ。巨大企業の約束や責任は果たされない。音楽はキーワードだけで作曲したと聞いたが、いったいどんなキーワードからこれらをつくったんだ?

終盤、「2」という数字が妙に印象に残る。サブリミナルだったのかもしれない。どこにどう出てくるか見逃さないで。しかし意味がある数字なのか? 考察が捗りに捗るじゃあないか……。


■最後に:爆発しそうです。
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思考がとりとめもなく溢れ、語りたくてしょうがない。というかこんな感情を1人で抱えていたくない、爆発しそうだから。上映終了直後の劇場の空気が忘れられない。

最後にもう一度言っておこう。



ランティモスとアリ・アスター、いい加減にしてくれ。



面白すぎるんだよ。本当にありがとうございました、またこういうの作ってください――!!


以上、「ブゴニア」特集をお届けした。

もう理屈はいらない。



「ブゴニア」2月13日全国公開――観るべし、唸るべし、ぶっ飛ぶべし。


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