劇場公開日 2024年7月19日 PROMOTION

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : 特集

2024年7月10日更新

【世界最速!?】映画.comが独断と偏見で推す、アカデミー
賞有力候補作が登場! 超絶勇み足で確信できた理由=
圧倒的面白さ 人類初の月面着陸はフェイク映像だった!?
社内で勝手にPR→編集長が激ハマり&絶賛してくれた話

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世界最高峰の映画の祭典・アカデミー賞。まだ、3月上旬に行われた前回の余韻を引きずっている人もいるかと思うが、ここで映画.comが声を大にして宣言することに、しっかりと耳を傾けてほしい――。ぼんやりしている時間はない! もう次のアカデミー賞有力候補作が、早くも攻め込んで来ているぞ!

その有力作とは、人類初の月面着陸に関する、ある“ウワサ”から生まれた「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(7月19日公開)だ。

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映画業界的に言えば、アカデミー賞の話題は冬から春先に盛り上がるものなので、正直、夏シーズンに「アカデミー賞有力!?」と記事で取り上げるのは異例中の異例(体感でいうと例年より5倍早い)。読者や業界各所からの「さすがに早過ぎだろ」「何言ってんの?」というざわめきも聞こえてくるようだが、筆者(編集部員E )の心は揺るがない。

なぜなら、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は上映時間中ずっと面白く、鑑賞後は次から次へと、感想が止まらなかった。そして鑑賞後、“自分史上最速”で、「これはノミネートに絡みそう!」と直感できたからだ。

この夏、アカデミー賞級の超良作を誰よりも早く先取りしたい方へ―。これほどの超絶勇み足でおすすめする3つの理由(名作感×斬新設定、主人公がヤバい、ラストが究極に◎)を、全力プレゼンさせてほしい。


【予告編】人類初の月面着陸 世界が目撃したのはリアルかフェイクか

【アカデミー賞より早く推す①:名作感×斬新設定】
人類初の月面着陸へ…裏で“フェイク”着陸映像を制作

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本作で最初に推したいのは、往年の名作宇宙映画の持つ壮大な雰囲気と、攻め過ぎの斬新設定が掛け合わされた、“唯一無二の物語”だ。


[不可能に挑む名作映画の系譜を継ぐ、新たな“傑作”]
人類初の有人月面着陸を目指すアツすぎる“実話”!?×圧倒的クオリティ=アカデミー賞有力の根拠!
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劇中で描かれるのは、1969年のアメリカを舞台に、人類初の月面着陸を目指す実際のNASAのアポロ計画。

当時の状況はといえば、ケネディ大統領が宣言した「人類初の月面着陸を成功させる国家的宇宙プロジェクト=アポロ計画」がスタートして8年が経過。しかし、いまだ成果は上げられず、競争においてソ連に大きな後れをとり、アメリカは焦っていた。

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とはいえ、政府のプレッシャー、国民の期待に押しつぶされそうになりながらも、技術的な課題は山積み。NASAの発射責任者コール(チャニング・テイタム)が初登場シーンで、あるトラブル解決のために用いるアナログな方法に、「本当に月に行けるの!?」と心配になり、ハードルの高さを一瞬で理解させられた。

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不可能を可能にする、途方もない挑戦。コールたちが“人類初の偉業”に向けて突き進んでいく過程は、筆舌に尽くしがたいほど過酷で、だからこそアツい。多くは語れないが、過去のアポロ計画での悲劇やトラウマを抱えながらも、夢を諦めないその“強さ”、月を見上げるその背中に、完全にノックアウトされたのだ。

アポロ11号の月面着陸時の船外活動を見守る、ミッション・コントロール・センター
アポロ11号の月面着陸時の船外活動を見守る、ミッション・コントロール・センター

まさに、同じ題材の名作映画――「ドリーム」「アポロ13」「ファースト・マン」などに勝るとも劣らない熱が、全編にみなぎり、圧倒的なクオリティを湛えていた。


[名作映画とは一線を画す、斬新な設定がプラス]
アツき挑戦…の裏で、超敏腕PR担当が「ニセの月面着陸映像」をつくる物語=これもアカデミー賞有力の根拠!
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上記の名作感あふれる王道のストーリーだけでなく、そこに斬新な設定が盛り込まれているからこそ、本作は尋常じゃなく興味深いのだ。

日夜、アツき挑戦を続けるコールの前にひらりと現れるのが、ニクソン大統領にもつながる政府の要人モー(ウッディ・ハレルソン)が雇った、超敏腕なPRマーケティングのプロ、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)。月面着陸を全世界に大々的に宣伝しようと目論む彼女こそが、往年の名作とは一線を画す、驚きの設定を一手に担う存在なのだ。

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劇中最大の衝撃は、ケリーがモーから告げられる、「月面着陸のフェイク映像を作る」という極秘ミッション。いや~、このユニークな設定だけでもう、各種賞レースでの“勝ち”が確定しているほど魅力的だ。


【アカデミー賞より早く推す②:主人公がヤバい】
ここまでやる!? とんでもない規模の“嘘”に啞然&興奮

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続く「アカデミー賞より早く推す」理由は、マーケティングのプロ、ケリーのヤバすぎる(もはや一線を越えた!?)PRスキルだ。


●【キャラが最高】世界中を鮮やかに“ダマす”PRのプロがとんでもない!  いつも最高なスカヨハが、また“最高”を更新してる!
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いまやハリウッドを代表する俳優のひとりで、「ブラック・ウィドウ」「ジョジョ・ラビット」など、いつも最高のハマりぶりを見せてくれるスカヨハ。そんな彼女が本作で演じるのは、世界中を鮮やかに“ダマす”PR担当のケリー。

ケリーに任されたのは、 “もうひとつの月面着陸”という途方もない代物! 上映中、そのプロ根性と、やりたい放題の姿勢に、「ここまでやる!?」と何度も天を仰いだ。以下に、ケリーに下された無理難題と、彼女が繰り出す極大スケールの奇策を綴っていく。

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・【とんでもない“嘘”①】NASA関係者にインタビューできないとき…
→ケリー「カメラ映えする偽物の役者を雇って、(超盛った)ドラマティックな人生を語らせます!」

・【とんでもない“嘘”②】もっと注目を集めたいとき…
→ケリー「宇宙飛行士を使って、時計から朝食用シリアルまで、何でもコラボ! 現場の反対押し切って、有名企業にどんどんタイアップしてもらいます!」

・【とんでもない“嘘”③】政府から、もっと予算を集めたいとき…
→ケリー「百戦錬磨の政治家たちを、あの手この手で説得します! 恩を売ります!」

・【とんでもない“嘘”④】月面着陸の生中継で絶対失敗できないとき…
→ケリー「倉庫に月面のセット建てて無名監督と無名キャスト呼んで、フェイク映像つくります!」

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上記の“嘘”は、あくまでもケリーのスキルの一部なので、全貌はぜひとも映画館へ。ケリーが口八丁手八丁で、次々と無理難題に立ち向かっていく爽快感がたまらないし、映画を何百倍も楽しくしている。

「月面着陸のフェイク映像制作」という前代未聞のプロジェクトは、一体どうなるのか……運命やいかに?


●【伝わるかわからないけど伝えたいこと】夢を信じ、血の滲む努力を重ねるNASA職員×夢を信じさせ、時には“嘘”もつくPRのプロ…対立構造が最高なんです
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筆者が特に「めっちゃ良いじゃん」と震えたポイントを、思いのままに語らせていただく。これ、観る前の人に理解してもらうのは難しいかもしれないけれど、あまりにも良かったので、無理を言って組み込んでもらった……!

「月に行く」という夢を心から信じ、昼も夜もなく開発を続けるコールらNASA職員たち。一方、同じ夢を世界に信じさせ、時には“嘘”もつくケリー。

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まさに水と油のふたりは、当然ながら大いに衝突。しかしケリーは、コールたちが「不可能を可能にする」、その“真実”の強さに圧倒される。対するコールは、世界中から注目が集まり、予算が拡大され、ケリーのPRが、夢を実現に近付けていることに気付く。そう、彼女はただ“嘘”をついているのではなく、事実の別の側面を魅力的に“装飾”しているのだ。正反対だったふたりが、最高の“戦友”として手を組み、とてつもないパワーが生まれる。

さらに本作を貫く「月面着陸映像はリアルか? フェイクか?」というテーマが、“信じる”コールと、“信じさせる”ケリーという対立構造に落とし込まれていて、考え尽くされた脚本やキャラクター造形の巧みさに唸らされた。本当にとんでもない傑作だな、これは……!


【アカデミー賞より早く推す③:ラストが究極に◎!】
気に入りすぎて編集部で勝手にPR→編集長も大ハマリ

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最後の「アカデミー賞より早く推す」理由は、何といっても、完全に予想のナナメ上から来たラストだ。


●【結末が最高】着地点ならぬ“着陸点”は、「リアルorフェイク」すらぶっちぎる、予想外の境地へ! 「こうくるか!」巧妙なラストで傑作確信
アポロ11号、月面着陸時の船外活動中に撮影された、宇宙飛行士の月面の足跡
アポロ11号、月面着陸時の船外活動中に撮影された、宇宙飛行士の月面の足跡

予告編を見て、「月面着陸映像はリアル? フェイク?」というポイントが気になっている方が多いに違いない。だが本作は、「リアルorフェイク」すらぶっちぎり、二択を超えた予想外の境地へと向かう。予想外ながらも、伏線がキッチリ効いているのも見逃せない。

う~ん、これはもう「映画館で絶対見て」としか言えないが、絶対に後悔させない珠玉のラストが、あなたを待ち受けている!


●[最後に]あまりにも好きすぎて…主演スカヨハに代わり、映画.com内で異例の大PR! 興味を持った3人が見に行った結果は?
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いや本当に素晴らしい映画体験だった――ここまでの文章でも、気に入り過ぎて様子がおかしくなっていることは伝わっていると思うが……。筆者である編集部員Eは、スカヨハの代役を勝手に務める形で(!?)、映画.com社内でとにかく推しまくった(たぶん同僚から、「お、どうした?」と思われていただろう)。

 その異様な熱にあてられたのか、駒井尚文編集長を含む3人が試写に直行してくれた! 3人に、本作は刺さったのか――? 以下のレビューで、確認してもらいたい。

1969年7月16日)、ケネディ宇宙センターから打ち上げられた、アポロ11号のサターンV型ロケット
1969年7月16日)、ケネディ宇宙センターから打ち上げられた、アポロ11号のサターンV型ロケット

【レビューその①】宇宙系のトピックが大好きな駒井編集長

「通常、宇宙開発系の映画は『ロケット打上』とか『着陸』のシークエンスで手に汗を握ります。しかしこの映画における最大の緊張感は、予想外の場面に。その発想に大拍手! 宇宙もの特有の悲壮感がまったくなくて、とても楽しい映画です」

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【レビューその②】お仕事ムービーとしても胸アツだった編集部員T

「マーケターのケリーが、とにかくパワフル! 彼女の素敵なところは、ただ大胆なアイディアをぶち上げるのではなく、全て鬼のようなリサーチに基づいた作戦で、非常にロジカルなんです。アメリカの威信、人類史上初の偉業がかかったドデカプロジェクトに向かうお仕事ムービーとしても、一見の価値アリでした!

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【レビューその③】結末で、アカデミー賞ノミネートを確信した編集部員O

「『観て』と言われて観たらむーっちゃ面白かった。NASA責任者・コールの“生き残った責任”をめぐる葛藤に目頭が着火、『そんなん絶対泣く』というズルすぎるシーンが終盤にあり、喝采ものの結末でオスカー候補を確信。エンディングまで、泣くんじゃない。名コピーが僕の頭にこだました」

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