ライオン・キング ムファサ : 特集

2024年12月9日更新

【「ライオン・キング」はなぜ“史上最高”なのか?】
前人未到の世界No.1ヒット作、“キング・オブ・エンタ
テインメント”。そして限界突破の新作がついに公開…
本作を観れば、真の「ライオン・キング」が完成する。

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あなたは「ライオン・キング」の“本当のすごさ”を知っているか――?



古今東西、あらゆるエンタテインメントの頂点に立つ作品とは何か? それは「ライオン・キング」である。数字が証明(後述)しており、言うなれば同作は正真正銘の“キング・オブ・エンタテインメント”なのだ。

そんな作品の最新作、超実写版「ライオン・キング ムファサ」が、12月20日から全国の映画館で公開される。物語に残されていた“謎”を明らかにする完全新作エピソードであり、ディズニー史上最も温かく、切ない“兄弟の絆”の物語を観ることで、本当の「ライオン・キング」が完成する――。

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なおかつ、あらゆる面で限界突破のパワーアップ、信じられないレベルでの究極進化を遂げており、「観ない理由」を探すほうが難しい“絶対に観逃せない重要作”。本記事では、その魅力をわかりやすくお伝えしていこう。

2024年の12月は、近年でも稀に見るほど多くの注目作や話題作、超大作が多く公開され、観客はワクワクする反面「どれを観たらいいのだろう?」と戸惑うかもしれない。迷ったら「ライオン・キング ムファサ」を選ぶといい。その選択は、きっとあなたを後悔させないはずだから。


【予告編】孤児ムファサは、なぜ偉大な王になれたのか?

「ライオン・キング」はなぜ愛される?なにがすごい?
格が違う! 全世界史上最高ヒットの“エンタメの王”

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まず「ライオン・キング」について、おさらいしておこう。


★「ライオン・キング」の“本当のすごさ”とは? 絶対に間違いない4つの記録!
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「ライオン・キング」はアニメーション、ミュージカルや、2019年公開の超実写版など様々あるが、すべてに「格が違う……!」と驚くような4つの記録がある。


【絶対に間違いない①:“史上最高”のヒット作】
全エンタメでNo.1となる興行収入78億ドル(約1兆1800億円)※ 正真正銘の“キング・オブ・エンタテインメント”!
【絶対に間違いない②:「アナ雪」「アラジン」超え】
ディズニー映画の世界歴代映画興収第1位は、実は「ライオン・キング」!
【絶対に間違いない③:楽曲の尋常でない人気】
サウンドトラックがアニメーション史上No.1の売り上げ“1500万枚”! アカデミー賞で歌曲賞と作曲賞を獲得!
【絶対に間違いない④:ミュージカルが前人未到の快挙】
日本の演劇史上No.1の観客動員数を記録、公演回数1万回を突破!

(※アニメ、ミュージカル、超実写版などすべての興行収入を合算。その金額が、全エンタメ史上でNo.1)


身近すぎて逆に意識していないかもしれないが、「ライオン・キング」はすべてのエンタテインメントのなかでNo.1であり、ディズニー映画としても、あの「アナと雪の女王」「アラジン」を超えるヒット作なのである。まさにエンタテインメントの王。おさらいすればするほど、すさまじい作品なのだとよくわかるだろう。


★実は…物語にはまだ“語られていない重要な謎”がある。
王となったムファサと、王位を追われたスカー。二頭の過去に何があった? 新作で、ついに明らかになる――
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実は「ライオン・キング」に、まだ語られていない謎があることをご存知だろうか? それは、シンバの父であるムファサと、その弟スカーの過去と因縁だ。

前作のあらすじはこうだ。


「ライオン・キング」より
「ライオン・キング」より

アフリカの広大なサバンナで、動物たちの王であるライオンのムファサの子として生まれたシンバは、いつか父のような偉大な王になることを夢見ながら成長していく。


「ライオン・キング」より
「ライオン・キング」より

しかし、ある時、王位を狙う叔父スカーの策略によって父の命を奪われ、シンバ自身もサバンナを追われてしまう。


「ライオン・キング」より
「ライオン・キング」より

やがてたどりついたジャングルで、イボイノシシのプンバァとミーアキャットのティモンといった新たな仲間を得たシンバは、過去を忘れて穏やかに時を過ごしていく。


「ライオン・キング」より
「ライオン・キング」より

一方、スカーが支配するサバンナは次第に荒れ果て、存続の危機が迫っていた――。


「ライオン・キング」の物語の中核は、民の尊敬を集める理想的な王・ムファサを、弟スカーが抹殺し、王位を奪う愛憎劇……正反対の2頭の緊張関係こそが、物語に複雑な心理を付与し、作品全体に立体的な奥行きをもたらしている。

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そこで気になるのは、兄弟はいつから対立するようになったのか?

新作「ライオン・キング ムファサ」で、その全貌が明らかになるという。なんと彼らは、かつては“命よりも大切な親友同士”だった――。

王子タカ(のちのスカー)は、孤児ムファサの命を救う。2頭は義理の兄弟の契を交わし、冷酷な敵から群れを守るべく、ともに“約束の地”を目指し旅に出る。しかし、次第に彼らはライバルになっていく……。

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また、もうひとつ強調したいことがある。スカーは、ディズニーヴィラン(悪役)のなかでも特に感情的に支持される“隠れた超人気キャラクター”である。

純粋な悪というよりも、王位継承権を奪われた悲劇的な生い立ちがあり、 王位への執着は「認められたい」という深層心理を表している。……悪役でありながら、その行動の裏にある感情に共感する人も多いのだ。

ムファサとスカーの過去を、早く知りたい。 そんな気持ちがふつふつと湧いてこないだろうか?


“本当のライオン・キング”は「ムファサ」で完成する…
限界突破のパワーアップ遂げ、あなたの魂を揺さぶる!

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さて、ここからは12月20日から公開の最新作「ライオン・キング ムファサ」を深く紹介していこう。

物語の重要性、究極の映画体験、作品にさらなる力を与える日本語版声優……究極の進化を遂げた本作の魅力を知れば、劇場へ今すぐ駆け込みたくなるはずだ。


★新たな物語の重要性とは?
アカデミー賞作品賞「ムーンライト」監督が紡ぐ、ディズニー史上最も温かく、切ない“兄弟の絆”の物語。その結末を、2024年末に見届けよ――。
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「ムファサ」の物語は、明らかに“初めて語られる”重要なエピソード。ムファサとスカー、兄弟の絆の裏に隠された謎が明らかになるという意味で、本作を観ることで本当の「ライオン・キング」が完成する――。

監督は「ムーンライト」(アカデミー賞作品賞を含む3部門受賞作)のバリー・ジェンキンス監督。 登場人物の心情を繊細に掘り下げ、困難と葛藤、希望と癒やしをテーマに描く“名手”ジェンキンス監督が繰り出す結末は、2024年末の日本中を切ない感動で包み込む。

ファンはもちろん、一度でも「ライオン・キング」に触れたことがある人も、ぜひ見届けるべき作品だ。


★映画館でしか味わえない“究極の臨場感・新次元体験”
あのすさまじかった“超実写”が、信じられないレベルで限界突破の超絶進化!
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前作の超実写版「ライオン・キング」を目撃し、途方もない衝撃を受けた映画ファンは少なくないだろう。筆者も、VFXであることが信じられないほどの“臨場感”に「嘘だろ、なんだこの映像美……」と圧倒され、感じたことのない“感動”に包まれたものだ。

そして「ムファサ」では、その臨場感がさらにパワーアップ! 前作ではそこまで登場しなかった“さまざまな風景”が多く描かれ、アフリカ横断の壮大な旅……草原、渓谷、雪山などが究極とも言える技術で具現化されている。

予告編だけでも、前作からの超進化ぶりが感じ取れる。 究極の臨場感、限界突破の新次元体験は、体全体で味わえる映画館で目撃してほしいと思う。


★日本語版声優が超・超・超豪華!
尾上右近、松田元太、渡辺謙…主演級のキャストがズラリ!まさにオールスター“超実写プレミアム吹替版”が必見中の必見!
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字幕版で観るのもいいが、日本語版で観ると“耳でとらえる言葉の情報量”が段違いなので、こちらもオススメだ。

なおかつ、日本語版声優がとてつもなく豪華! 主人公・ムファサ役は、歌舞伎界の若手実力者・尾上右近が務め、ディズニー作品初参加で主役に。32歳の尾上は「ライオン・キング」と“同世代”であり、作品への深い愛着を持つだけに、入魂の演技にも期待がかかる。

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さらに「Travis Japan」の松田元太がタカ(のちのスカー)役を担い、兄弟の絆がテーマの劇中曲「ブラザー 君みたいな兄弟」を尾上とともに歌唱! 日本を代表する名優・渡辺謙も声優を務めし、ムファサたちを追い詰める恐ろしきライオン“キロス”役を担っている。

また、ミュージカルを得意とする才能豊かな面々も! 「ヘアスプレー」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」などのMARIA-Eや、「美女と野獣」のガストン役や「ヘルドッグス」「VIVANT」などの吉原光夫、宝塚歌劇団出身で「レ・ミゼラブル」「モーツァルト!」などで知られる和音美桜も参加。ちなみに吉原と和音は私生活でも夫婦だが、劇中ではムファサの両親となるライオンの夫婦役で共演している。

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全員が主役級、まさにオールスターともいえる面々が、ミュージカルの大巨匠リン=マニュエル・ミランダが手がけた楽曲の数々を歌い上げる……新たな感動と規格外の高揚感に満ちた作品になることは、想像に難くないだろう。


……以上、「ライオン・キング ムファサ」の魅力を語ってきたが、ここから先は、実際に鑑賞したレビューを記述していこう。

本当に面白いのか? 観て失敗はないのか――?


【鑑賞レビュー】洋画ファンが衝撃体験にド肝抜かれた
「脳がバグる映像美…開始20分で涙腺決壊の超良作」

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●筆者紹介
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●超実写の衝撃、再び――脳がバグるほどの映像クオリティに、驚がくを通り越してひたすら唖然「これは…すさまじい…」
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「ライオン・キング ムファサ」。これは面白い、これは…すさまじい……と圧倒される、狂おしいほどの超絶クオリティだった。

映画開始直後。キリン、カバ、ゾウ、サル、シマウマなど、おびただしい数の動物たちがプライド・ロックの周囲に集まり、何かを待っている。すると1頭のライオンがゆったりと現れ、岩の突端まで歩んでいく。

ライオンの脇腹に浮き出る骨の質感や、動きにあわせて肥大し収縮する筋肉、ブルブルと揺れる皮膚や風になびく鬣(たてがみ)など、細部に目を凝らせば凝らすほど、脳がバグる現実感……! そしてこう思った。超実写「ライオン・キング」が帰ってきた――。

そうだった、超実写は“観る者の映画的価値観”を根こそぎ覆してくるんだ。前作の圧倒的パワー、衝撃体験を思い出し、筆者はひたすら唖然としていた。


●開始20分で涙腺決壊…ムファサとタカの“義兄弟となるきっかけ”が、激しく筆者の心を揺さぶった
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物語の冒頭はシンバとナラ、ティモンとプンバァ、そしてラフィキらが登場し、“前作のその後”が思ったより長く描かれることがウキウキとさせる。ラフィキが、雷を怖がるキアラ(シンバとナラの娘)に、「運命を変えた偉大な王」の伝説を聞かせる形で進行していく。

このスムーズな展開に脚本の妙がキラリと光るが、筆者としては伝説=かつてのムファサとタカ(のちのスカー)の冒険に、大いに心揺さぶられた。

というのも、開始20分も経たずに泣いてしまったからだ。幼きムファサとタカが義兄弟となるきっかけは、足の速さを競う対決。その最中、お互いのプライドをかけた競争なのに、いつの間にか2頭で走ること自体が楽しくてしょうがなくなる。息を切らし、瞳を輝かせながら、タカはムファサに言う。「もうひとつ秘密を教えてあげる――」。これに続くセリフに、前作「ライオン・キング」の運命を思うと、筆者の涙腺はあっけなく決壊した……。


●鑑賞する者に、勇気と大切な教訓を与えてくれる超良作。年末年始、親子で観に行くことも強くオススメしたい
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かように「ディズニー史上最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語」というキャッチコピーに偽りはなく、腹の底から生きる力がわく「ライオン・キング」の真髄はそのままに、しかし物語全体にどこかセンチメンタルなムードが漂う「ムファサ」は、生半可には忘れがたいメッセージを観る者に多く届けてくれる。

なかでも、筆者は特に「子は親から“良い性質”を受け継ぐこともあれば、反対に“悪い性質”を受け継ぐこともある」という教訓が身にしみた。幼いタカは父親から傲慢さと猜疑心、権力への執着を受け継ぎ、純粋だった性格を大きく歪めることになる。親から子に与える言葉は、親が思っている以上に強く、祝福にも呪いにもなる(ゆえに子への言葉に注意せよ)ということが、バリー・ジェンキンス監督の重厚な演出により胸に深々と突き刺さる。

心が物語から離れることのない映画体験だったが、本作は大人の映画ファンを満足させるだけではない。ムファサとスカーの冒険活劇は子どもにとっても退屈する瞬間はないだろう。勇気を与え、その後の人生を良くする、そんな言葉をたくさん残してくれる点から、週末や年末年始の休暇に、親子で鑑賞することも強くオススメしたい。


「心でみたものはきっと忘れない」

「大事なのは何者だったかじゃない。何者になるかだ」


この映画の思い出はきっと、子どもたちが困難に直面したときに、立ち向かう力をくれるだろう。「ライオン・キング ムファサ」。息子たちといっしょに、また観に行こうと僕は思った。

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