コラム : 大崎清夏 スクリーンに詩を見つけたら
第13回:愛を囁く、最も聞き取りづらい声――「シェイプ・オブ・ウォーター」
2023年8月30日更新古今東西の映画のあちこちに、さまざまに登場する詩のことば。登場人物によってふと暗唱されたり、ラストシーンで印象的に引用されたり……。古典から現代詩まで、映画の場面に密やかに(あるいは大胆に!)息づく詩を見つけると嬉しくなってしまう詩人・大崎清夏が、詩の解説とともに、詩と映画との濃密な関係を紐解...「全文を読む」
- 第12回:酔え、酔ったままでいろ!――「ビーチ・バム まじめに不真面目」
- 第11回:いつか眼差しが再び会うまで――「燃ゆる女の肖像」
- 第10回:「この瞬間」をたっぷり浴びて――「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」
- 第9回:深淵の井戸に、うたい添える――「眩暈 VERTIGO」
- 第8回:美しいことも、恐ろしいことも。――「ジョジョ・ラビット」
- 第7回:抗いがたきに抗おうとする人よ!――「インターステラー」
- 第6回:存在しない故郷への旅――「ミリオンダラー・ベイビー」
- 第5回:詩人の副業、詩の日常――「パターソン」
- 第4回:平和なもののみが主人公の物語――「ベルリン・天使の詩」
- 第3回:讃め歌に潜む見えない野犬――「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
- 第2回:地球滅亡の日のバラード――「ドント・ルック・アップ」
- 第1回:モハヴェ砂漠のシェイクスピア――「ノマドランド」
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筆者紹介
大崎清夏(おおさき・さやか)。神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業。映画宣伝の仕事を経て、2011年に詩人としてデビュー。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞、『踊る自由』で第29回萩原朔太郎賞最終候補。詩のほかに、エッセイや絵本の文、海外詩の翻訳、異ジャンルとのコラボレーションなども多数手がける。2019年ロッテルダム国際詩祭招聘。
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