コラム:OSOREZONE ANNEX by 映画.comホラー映画部 - 第12回
2020年8月12日更新
この夏休みは、せめてホラー映画で涼を! 映画ファン必見の名作も多数
今年はいつもより少し遅かったですが、梅雨明けが宣言され、いよいよ夏本番がやってきました! 例年ならば旅行へ行ったり、遊園地などのレジャー・リゾートに行かれる方も多いと思いますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各施設も営業時間の短縮や一部アトラクションの休止を強いられており、なかなか夏を満喫できそうにありませんよね。
そこで、ホラー作品専門の動画配信サービス「OSOREZONE」からご提案です。この夏休みは、せめてホラーで涼を取りませんか? 月額500円(+税)で見放題なので、たくさん見ても、懐をそれほど痛める心配もありませんよ。
なお、OSOREZONEでは、皆さんのご自宅での鑑賞体験をより良いものにしてもらうべく、7月にささやかながら2つの機能をリリースしました。
1つは、ユーザーの皆さんからご要望の多かったTVでの視聴を叶える「キャスト機能」です。OSOREZONEのスマホアプリ(iOS/Android)やPCからGoogleのChromecast、もしくはAndroid TVにキャストすることで、テレビ画面でもOSOREZONEの作品をお楽しみいただけるようになりました(お待たせしました!)。
そして、もう1つが「マイルドゾーンバッジ」の導入です。ホラー専門サービスということで、「怖いものには興味があるけれど、怖すぎるものはちょっと…」と、腰が引けていた方もいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんのために、暴力描写や流血シーンが控えめで、刺激が弱めな作品に「マイルドゾーン」バッジを掲載しました。
2つの新機能、いかがでしょうか? より便利になったOSOREZONEをお楽しみいただければ幸いです。
最後に、背筋が凍ること必至の怖い映画を3本ご紹介してコラムを終わります。
◆「この子の七つのお祝いに」「曽根崎心中(1978)」「痴人の愛(1967)」などで知られる名匠増村保造の遺作ですが、とにかく岸田今日子さんが怖い! ネタバレになるので内容には触れられませんが、ある恨みを晴らすために娘を復讐鬼に育て上げる姿が心底恐ろしいです。若き日の岩下志麻さんの美しさ、根津甚八、室田日出男、名古屋章、小林稔侍、神山繁など、脇を固めるキャストにも要注目です。
◆「吸血鬼ゴケミドロ」あのタランティーノも愛した和製SFホラー。松竹製作・配給の作品ですが、「男はつらいよ」に代表される人情劇がお家芸の同社の中では異色の作品で、地球に現れた謎の宇宙生物がテロリストに寄生し、人間を襲っていく様子は、どこかシュールでありながらも見応えあり。また、宇宙生物を恐れるあまりエゴをむき出しにしていく人間がまた怖いです。
◆「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」本当は気のいいタッカーとデイルが凶悪な殺人鬼と勘違いされてしまったことで巻き起こる大騒動を描いたスプラッターコメディ。誤解が誤解を呼び、どんどん人が死ぬことになってしまうのですが、そのありえない展開に腹を抱えて笑ってしまうこと必至。米映画批評サイトのロッテントマトでも85%の満足度を獲得しています。
(更新日:2020年8月12日)