オビ=ワン・ケノービ

シリーズ紹介
原題:Obi-Wan Kenobi
製作国:アメリカ
原題:Obi-Wan Kenobi
製作国:アメリカ
全6話のうち、前半は退屈だったかな。終盤でようやく盛り上がった。
まぁ、色々と矛盾と言うか、見てて「おいっ!」ってツッコミ入れたくなる事が多々。
レイアとオビ・ワンがガッツリ逢ってるけど良いのか!?とかね。
回想でアナキンとオビ・ワンが稽古してるシーン、オビ・ワンは違和感無いけど、アナキンは老けたのがねぇ・・・・シーン的には欲しいところだけども・・・・・
ストーリーの展開上仕方無いんだろうけど、オビ・ワンがep4でのオビ・ワンより弱いと言うか不安定なのは・・・・・しかも、ep3で負けてるのに、何故かアナキンが上から目線だし。って言うか、アナキンを最後に殺さないってなんでやねん!ストーリー上、殺せないのは分かるけど、それなら他の演出考えろや。
まぁ、ディズニー・スターウォーズはねぇ・・・・
多少の矛盾とかはep8,9を見たモノにはダメージは少ないw
レイア役の子は、この子絶対レイアの幼少期やんって位にイメージピッタリ。ルークを預かってるオジサン夫婦もオリジナルのイメージに近い。
オビワンファン、アナキンファンとして楽しめました。2人の対決が見れただけでも胸熱です。レイア姫もイメージにぴったり。ぜひシーズン2を作って欲しい。
ユアン・マクレガーのオビワンを再度観れたのは嬉しいんですけど、それだけです。
劇中の時間経過と共に続編で当時の俳優さんが同じ様に時を経て、歳と取って出てくるというのは凄く好きなので、マクレガーが再びオビワンをやってくれたことは本当に嬉しいし、何よりもプリクエルの時のオビワンのイメージを全く崩していないのは本当に素晴らしいと思いました。
一方でヘイデン・クリステンセンが再演してるのも嬉しいのですが、こちらは主にEp3当時の回顧シーンでの出演になっていて、Ep3時点でかなり若かったはずのアナキンがすごく老けていたのが違和感ありました。Ep3から17年の時を経ているので当然ヘイデンも歳を取っていて、”当時の”アナキンを演じるのは厳しかった様に思います。マクレガーも相応に年食ってるけど今回もEp3も髭面だったりするので回顧シーンでも余り顔の老化が気にならないんですよね。ヘイデンはそこの違和感すごかったです。CGでもよかったのではと思ってしまいました。
次に気になるのは設定やストーリーの辻褄という点です。オーダー666を生き延びたジェダイ/パダワンの数はことある毎に増加しており、ここにきて1人増えたとて些細な問題だし、そもそもオリジナルトリロジーの時点で設定の辻褄はガバガバだったし、その後も、CGアニメのクローン・ウォーズや反乱者たちがカノン(正史)に組み込まれた時点でちょっとやそっとのトンデモ展開や設定変更でも驚かないし、それらを許容せざるを得なくなっているので、多少のトンデモ展開には耐性がついています。
その前提で、ですよ。その前提で…今作がカノンに組み込まれるとしたらちょっと如何なものかと思ってしまう点が幾つもあります。ダース・モールが実は生きていました!とかも当時泡吹いて倒れそうになりましたけど、まだスピンオフだったからどうにか飲み込んできたんですよ。その後ローグ・ワンにもしれっと出てきましたけど。で、まあ、モールは飲み込みましたよ、がんばって。でもやはりスター・ウォーズの根幹ってルークとかアナキンとかスカイウォーカー一家だと思うわけです。モールとは違うんですよ、モールとは。
オビワンを主役に据える以上、スカイウォーカー一家にも手を付けざるを得なかったんでしょうけど、それならもう少し丁寧に手を付けて欲しかったと思います。
気になる点を第一話から列挙していくと枚挙に暇がなくなるのですが、
・ オビワンとこれだけの冒険をしたにも関わらずEp4でレイアが「クローン・ウォーズで父が世話になりまして」と他人事な依頼をしている。おまえは命がけで助けて貰っとるじゃろがい。
・ 今作でもこんな痛めつけられているのにベイダーがオビワンに対してEp4では「ずっと忘れかけていた何かを思い出しそう」とか言っている。上司であるパルパティーンもオビワンの生存を把握しており、ここからEp4まで何故忘れる程放置していたのか不明(しかもオビワンはEp4時点でも性懲りもなくタトゥイーンにいるから見つからないはずがない。やる気あんのかパルパティーン)
・ ライトセイバーを持った女に追っかけ回されて命の危機を感じているのにEp4で初めてライトセイバーを見たかの様なリアクションをしたルーク
等々、割とEp4で印象的なシーンを台無しにする様な演出が多いです。細かい点を挙げるとEp4との矛盾点はまだありますが、特にこの辺はスカイウォーカー一家の話なので大事にして欲しかった所です。
そしてあの展開で何故ベイダーにとどめを刺さなかったのかもわかりません。とどめを刺したらEp4に繋がらないので刺すわけがないんですが、幾らオビワンがアンポンタンのお人好しでもあの場面であそこまでベイダーを追い込んでとどめを刺さないのはありえない。Ep3の時はアナキンへの情で殺せなかったわけですが、今回はアナキンは死んだとまで言ったんだからとどめ刺すでしょ、あの流れ。
それとあの場面、マスクマンのマスク割って中の人が垣間見える演出はスターウォーズに限らずマスクマンものの定番演出とは言え、ついこの前ベイダー君は別のスピンオフでアソーカにもマスク割られたばかりだろうによくまあ同じ演出をまたやるよねって思いました。左右は違ってましたけど…。というか、立て続けにマスク割られたりボコボコにされたり、ベイダー卿ってこんなに弱いんでしたっけ?
あと、元パダワンとか大尋問官とかあの展開でなんで何の説明もなく生きてるの?男塾なの?
と、挙げだすと止まらないのでこのくらいに抑えますが、このあたりは続編やスピンオフが大量に生まれる長寿物の宿命なのかもしれませんね。
ストーリー自体もちょっと意味不明なご都合主義的展開が多く、ここでまた列挙し始めると愚痴ばかりになってしまうので控えますが、正直見てる最中はクエスチョンマークが浮かびっぱなしでした。
総括すると正直こんな◯ソみたいなスピンオフでEp4とかまで泥を塗るくらいなら金輪際スピンオフ作らなくていいです。SWファンはやはりクローン・ウォーズがカノンに組み込まれた時に暴動を起こしてでも阻止しておくべきでしたね。