全米映画ランキング : 2004年3月5日~2004年3月7日

全米映画ランキング:2004年3月9日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年3月5日~2004年3月7日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1

The Passion of The Christ
「パッション」

New Market
(ヘラルド)

3,170 2 53,246,801 213,888,740
2

Starsky & Hutch

Warner Bros.

3,185 1 28,103,367 28,103,367
3

Hidalgo
「オーシャン・オブ・ファイヤー」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,063 1 18,829,435 18,829,435
4 2

50 First Dates
「50ファースト・デート」

Sony
(ソニー)

3,040 4 7,637,128 99,348,370
5 3

Twisted
「ツイステッド」

Paramount
(アスミック)

2,704 2 5,126,387 16,483,793
6 4

Confessions of a Teenage Drama Queen

Buena Vista

2,180 3 4,045,006 21,803,186
7 11

The Lord of the Rings: The Return of the King
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

New Line
(ヘラルド/松竹)

1,903 12 3,037,822 368,210,170
8 5

Dirty Dancing: Havana Nights

Lion's Gate

2,042 2 2,962,008 10,149,976
9 6

Miracle
「ミラクル」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

1,654 5 2,543,422 59,822,969
10 13

Monster
「モンスター」

New Market
(ギャガ)

1,082 11 2,123,915 29,954,254

「パッション」勢い衰えず。「スタ&ハチ」が2位デビュー

メル・ギブソン監督の問題作、「パッション」が相変わらず全米ボックスオフィスを驀進中だ。2週目は興収が39%ダウンしたが、それでも週末3日間で5320万ドルを叩き出し、3月の週末興収記録の歴代1位。ちなみに、2月の週末記録も同作が更新している。公開後12日間で累計興収は2億1390万ドルに達しており、これは「王の帰還」の同時期比で95%という凄まじいもの。この勢いはどこまで続くのか、また、日本含むアメリカ以外の成績がどう出るかに注目だ。「パッション」に頭を押さえられ、初登場で2位に甘んじたのは、ベン・スティラー&オーウェン・ウィルソンの「スタスキー&ハッチ」。もちろん、往年の人気TVドラマのリメイク。監督はトッド・フィリップス(「ロード・トリップ」)なる人物。3位には、ヴィゴ・モーテンセン主演の「オーシャン・オブ・ファイヤー」がデビュー。19世紀、アラブの砂漠を舞台に繰り広げられる過酷なサバイバル・レースに、愛馬“ヒダルゴ”とともに参戦したカウボーイの物語。監督は「遠い空の向こうに」「ジュラシック・パークIII」のジョー・ジョンストン。以下、4位の「50ファースト・デート」は興収1億ドルにリーチ。オスカー受賞組では、「王の帰還」がスクリーンを800弱増やし、4ポイントアップで7位に。目下累計で3億6820万ドルまで来たが、全米歴代5位の「E.T.」(3億9980万ドル)にはどうやら届きそうにない。そして10位には、シャーリーズ・セロンが主演女優賞に輝いた「モンスター」が返り咲き。

2004年3月9日更新 藤井竜太郎

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