リチャード・リンクレイター : ウィキペディア(Wikipedia)

リチャード・リンクレイターRichard Linklater, 1960年7月30日 - )はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画プロデューサー、俳優。

経歴

テキサス州ヒューストン出身。で学んだ。高校、大学と野球部に所属リチャード・リンクレイター監督:ロングインタビュー - i-D。その体験が、『バッド・チューニング』、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』に反映している。野球で奨学金をもらっていたが、病気のためプレイを断念した。

1990年代にインディペンデント映画界から頭角を現した。1995年の『恋人までの距離』で、ベルリン国際映画祭の監督賞を受賞。

作品の多くは1日の出来事を扱っており、ヒューストンを舞台にしていることが多い。インディペンデント映画とハリウッド映画(大手プロダクションのメジャー映画)の両方で監督を務めることができる器用な映画監督である。インディペンデントから完全にハリウッドに移行する映画監督が多い中、彼は両方を行き来することができる。

『テープ』ではワンロケーションの人間ドラマを撮り、『ウェイキング・ライフ』では哲学的なアニメーションを撮り上げた。また『スクール・オブ・ロック』のようなファミリー向け作品も得意としている。

2014年の『6才のボクが、大人になるまで。』では、ベルリン国際映画祭の監督賞、第80回ニューヨーク映画批評家協会賞・監督賞、第40回ロサンゼルス映画批評家協会賞・監督賞、第18回トロント映画批評家協会賞・監督賞、第72回ゴールデングローブ賞・監督賞を受賞。

俳優のイーサン・ホークと仕事を共にすることが多い。

フィルモグラフィー

監督作品

作品名 クレジット
監督脚本製作出演
1988 It's Impossible to Learn to Plow by Reading Books
1991 スラッカーSlacker
1993 バッド・チューニングDazed and Confused
1995 ビフォア・サンライズ 恋人までの距離Before Sunrise
1996 SubUrbia
1998 ニュートン・ボーイズThe Newton Boys
2001 ウェイキング・ライフWaking Life
2001 テープTape
2003 スクール・オブ・ロック School of Rock
2004 ビフォア・サンセットBefore Sunset
2005 がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズンBad News Bears
2006 ファーストフード・ネイションFast Food Nation
2006 スキャナー・ダークリーA Scanner Darkly
2008 僕と彼女とオーソン・ウェルズMe and Orson Welles
2011 バーニー/みんなが愛した殺人者Bernie
2013 ビフォア・ミッドナイトBefore Midnight
2014 6才のボクが、大人になるまで。Boyhood
2016 エブリバディ・ウォンツ・サム 世界はボクらの手の中にEverybody Wants Some
2017 30年後の同窓会Last Flag Flying
2019 バーナデット ママは行方不明Where'd You Go, BernadetteLast
2022[[:en:Apollo_10_1⁄2:_A_Space_Age_Childhood>Apollo 10 1⁄2: A Space Age Childhood]]

ドキュメンタリーへの出演

  • 『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』 (2012年)
  • 『ヒッチコック/トリュフォー』 (2015年)
  • 『』 (2016年)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/17 12:47 UTC (変更履歴
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