ムン・ソリ : ウィキペディア(Wikipedia)

ムン・ソリ(、1974年7月2日 - )は、韓国の女優・映画監督。C-JeSエンターテインメント所属。成均館大学教育学科卒業(1993年入学)。

来歴

1999年、イ・チャンドン監督の映画『ペパーミント・キャンディー』でソル・ギョングの相手役としてデビューを果たした。彼女の演技は、カンヌ国際映画祭で喝采を浴びることとなった。

次に出演したイ・チャンドン監督の映画『オアシス』では、同じくソルの相手役となる脳性麻痺のヒロインを演じた。実際に彼女は医学的リハビリテーションを専攻し、そのリハビリセンターで働いた。彼女は監督の求めに応じてその経験を演技に反映させ、映画のスクリーン上で素晴らしい演技を見せた。2002年の第59回ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を獲得し、韓国国内でも第23回青龍映画賞新人賞を受賞した。ヴェネツィア国際映画祭での韓国女優の受賞は、1987年のカン・スヨン以来であり史上2人目。2003年には、『オアシス』の演技でシアトル国際映画祭でゴールデン・スペースニードル賞を受賞した。2004年、『浮気な家族』の演技で大鐘賞を獲得。

2007年に放送された『太王四神記』がテレビドラマ初出演作であり、主人公の恋人役でのちに敵対する難しい役どころを演じた。ドラマ撮影中の2006年12月24日に、映画監督の(張俊煥)と結婚。

出演

映画

  • ペパーミント・キャンディー(2000年) - ユン・スニム 役
  • オアシス(2002年) - ハン・コンジュ 役
  • (2003年) - ウン・ホジョン 役
  • 大統領の理髪師(2004年) - キム・ミンジャ 役
  • (2005年) - キム・マルスン 役
  • 韓国映画のルネッサンス(2005年) - 本人 役 ※ドキュメンタリー映画
  • (2006年) - チョ・ウンスク 役
  • (2006年) - ミラ 役
  • 私たちの生涯最高の瞬間(2008年) - ハン・ミスク 役
  • (2008年) - ヒョンジョン 役
  • (2009年) - ソウルの女性 役 ※声の出演
  • (2009年) - ソン・ヒジョン 役
  • ハハハ(2010年) - ワン・ソンオク 役
  • (2010年) - 避難民 役
  • ハウスメイド(2010年) - 医師 役
  • 庭を出ためんどり(2011年) - イプサク 役 ※アニメーション映画/声の出演
  • 3人のアンヌ(2011年) - クムフィ 役
  • 怒りの倫理学(2013年) - キム・ソンファ 役
  • ザ・スパイ シークレット・ライズ(2013年) - アン・ヨンヒ 役
  • (2014年) - チョ・ミヨン 役
  • (2014年) - 1970年代のキム・グムファ 役
  • 自由が丘で(2014年) - ヨンソン 役
  • (2015年) - 病院清掃員 役
  • 最高の監督(2015年) - ムン・ソリ 役 ※短編映画/主演・監督・脚本
  • 同行(2015年) - ムン・ソリ 役 ※短編映画/主演・監督・脚本
  • お嬢さん(2016年) - 叔母 役 ※特別出演
  • (2016年) - ミン・ギョンヒ博士 役 ※特別出演
  • (2017年) - チョン・ジェイ 役
  • (2017年) - ムン・ソリ 役 ※主演・監督・脚本
  • 1987、ある闘いの真実(2017年) - バスの上で叫ぶ人 役 ※特別出演/声の出演
  • リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年) - 母親 役
  • (2018年) - ソンヒョン 役
  • (2019年)
  • (2019年) - 裁判長 キム・ジュンギョム 役
  • (2019年) - イ・ギョムジン 役 ※独立映画
  • (2021年) - ミヨン 役

テレビドラマ

  • 太王四神記(2007年、MBC) - ソ・キハ/カジン 役
  • (2008年 - 2009年、MBC) - イ・ファン 役
  • (2013年、MBC) - ジョンフン 役
  • 青い海の伝説(2016年 - 2017年、SBS) - アン・ジンジュ 役
  • (2018年、JTBC) - オ・セファ 役
  • (2020年、MBC) - カ・ヘラ 役 ※第8話「人間の証明」
  • 保健教師アン・ウニョン(2020年、Netflix) - ファス 役
  • 大丈夫じゃない大人たち〜オフィス・サバイバル〜(2021年、MBC) - タン・ジャヨン 役
  • クイーンメーカー(2023年、Netflix) - オ・ギョンスク役
  • 私たちの人生レース(2023年、Disney+) - ク・イジョン役

舞台

  • 悲しい演劇(2006年) - シム・スクチャ 役
  • 鉱夫画家たち(2010年) - ヘレン 役 ※原作『The Pitmen Painters』
  • 光の帝国(2016年) - チャン・マリ 役
  • 愛の終わり(2019年) - 女 役 ※原作『Clôture de l'amour』

受賞歴

  • 第59回ヴェネツィア国際映画祭 - マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)(2002年、『オアシス』)
  • 第23回青龍映画賞 - 女性新人賞(2002年、『オアシス』)
  • 第10回春史大賞映画祭 - 主演女優賞(2002年、『オアシス』)
  • 第22回韓国映画評論家協会賞 - 主演女優賞(2002年、『オアシス』)
  • 第1回MBC映画賞 - 主演女優賞/新人女優賞(2002年、『オアシス』)
  • 第5回ディレクターズ・カット・アワード - 今年の女性新人演技者賞(2002年、『オアシス』)
  • 第3回今年の女性映画人賞 - 演技賞(2002年、『アオシス』)
  • CINE21映画賞 - 今年の女性俳優(2002年、『オアシス』)
  • 文化体育観光部 - 王冠文化勲章(4等)(2002年、『オアシス』)
  • 第29回シアトル国際映画祭 - ゴールデン・スペースニードル賞(主演女優賞)(2003年、『オアシス』)
  • 第14回ストックホルム国際映画祭 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
  • 第4回釜山映画評論家協会賞 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
  • 第11回春史大賞映画祭 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
  • 第2回大韓民国映画大賞 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
  • 第4回今年の女性映画人賞 - 演技賞(2003年、『浮気な家族』)
  • 第6回ディレクターズ・カット・アワード - 今年の女性演技者賞(2003年、『浮気な家族』)
  • CINE21映画賞 - 今年の女性俳優(2003年、『浮気な家族』)
  • 第41回大鐘賞 - 主演女優賞(2004年、『浮気な家族』)
  • 第1回マックスムービー最高の映画賞 - 最高の女性俳優賞(2004年、『浮気な家族』)
  • 第1回大韓民国大学映画祭 - 最高の女優賞(2004年、『浮気な家族』)
  • 第47回テッサロニキ国際映画祭 - 主演女優賞(2006年、『家族の誕生』)
  • MBC演技大賞 - 女子優秀賞(2008年、『ラブリー・ファミリー黄金期』)
  • 第19回釜日映画賞主演 - 主演女優賞(2010年、『ハハハ』)
  • 第18回チョンドンジン独立映画祭 - テングランコイン賞(2016年、『最高の監督』)
  • 第11回アジア・フィルム・アワード - 助演女優賞(2017年、『お嬢さん』)
  • 第5回マリ・クレール国際映画祭 - 特別賞(2017年、『女優は今日も』)
  • 第2回ザ・ソウル・アワード - ドラマ部門 助演女優賞(2018年、『ライフ』)
  • 第38回ハワイ国際映画祭 - ハレクラニ・キャリア・アチーブメント賞(2018年、『女優は今日も』)
  • 第26回大韓民国文化芸術大賞 - 映画部門 女性最優秀演技賞(2018年、『女優は今日も』)
  • 第38回黄金撮影賞 - 撮影監督が選ぶ女性人気賞(2018年、『女優は今日も』)
  • 第20回今年の女性映画人賞 - 特別賞(2019年)

外部リンク

  • - C-JeSエンターテインメント

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