渡辺優 : ウィキペディア(Wikipedia)

は、日本の小説家、推理作家。

経歴・人物

宮城県仙台市生まれ【手帖】小説すばる新人賞決まる - 産経ニュース。2010年、宮城学院女子大学国際文化学科卒業渡辺 優 | 集英社 出版四賞。翻訳家を目指し学校に通うも挫折。その後、仕事のかたわら小説を執筆するラメルノエリキサ/渡辺優/著 本・コミック : オンライン書店e-hon。2015年、「ラメルノエリキサ」で集英社が主催する第28回小説すばる新人賞を受賞する(黒板)第28回小説すばる新人賞:朝日新聞デジタル。2016年、同作が刊行、小説家デビューを果たす。

受賞に際して、「あまりにも賞が大きいので、うれしい気持ちと同じくらい畏れ多い気持ちでいっぱい」と語っている第28回柴田錬三郎賞、第39回すばる文学賞など “集英社出版四賞” の贈賞式開催 | ほんのひきだし。空想することは、小さい頃から好きだったという。「言葉が持つ威力に憧れていて、はっとさせられる言葉に出会う瞬間が好きだ」と語っている。

作品リスト

単行本

  • ラメルノエリキサ(2016年2月 集英社 / 2018年2月 集英社文庫)
  • 自由なサメと人間たちの夢(2017年1月 集英社 / 2019年1月 集英社文庫)
  • 地下にうごめく星(2018年3月 集英社 / (改題)アイドル 地下にうごめく星(2020年3月 集英社文庫)
  • 悪い姉(2020年8月 集英社 / 2022年8月 集英社文庫)
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし(2020年12月 ホーム社)※エッセイ集
  • クラゲ・アイランドの夜明け(2020年12月 中央公論新社)
  • きみがいた世界は完璧でした、が(2021年3月 KADOKAWA)
  • アヤとあや(2021年7月 小学館)
  • カラスは言った(2022年11月 中央公論新社)
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点(2023年4月 双葉社)

雑誌掲載作品

小説
  • 「サマー・ドリーム」 - 『小説すばる』2016年7月号 掲載
  • 「悪い姉」 - 『小説すばる』2019年3月号 - 2020年3月号 連載(単行本化)
  • 「彩」 - 『きらら』2019年4月号 - (隔月連載中)
  • 「きみがいた世界は完璧でした、が」 - 『文芸カドカワ』2019年7月号 - 2020年8月号 連載(単行本化)
  • 「私雨邸の殺人に関する各人の視点」 - 『小説推理』2021年12月号 - 2022年6月号 連載
エッセイ
  • 「私の〇〇ベスト3」 - 『月刊ジェイ・ノベル』2017年3月号 掲載
  • 「俳句甲子園観戦 / 松山旅行記」 - 『小説すばる』2017年12月号 掲載

アンソロジー収録作品

  • 「ピンポンツリースポンジ」 - 『行きたくない』(角川文庫、2019年6月)書き下ろし
  • 「Mさん」 - 『学校の怪談 短編アンソロジー』(集英社文庫、2022年5月)書き下ろし

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/27 12:43 UTC (変更履歴
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