村松真理子 : ウィキペディア(Wikipedia)

村松 真理子(むらまつ まりこ、1963年 - )は、イタリア文学者、東京大学大学院総合文化研究科教授。

経歴・人物

東京都生まれ。女子学院高等学校卒「東大合格者出身校別総覧」『週刊朝日』1982年、1986年東京大学文学部イタリア文学科卒業。同大学院に学び、1994年『Novellino論-一文学ジャンルの萌芽』で東大文学博士。ボローニャ大学大学院博士課程修了。ミラノ、ボッコーニ大学講師ののち、2003年より東京大学助教授。2007年准教授、2015年教授東大教養学部新任教員一覧

ダヌンツィオの日本趣味に関するイタリア語著書のほか、宮澤賢治、松尾芭蕉のイタリア語訳など業績多数。

著書

単著

  • Il buon suddito del Mikado: D'Annunzio japonisanto, Archito, 1996
  • 『謎と暗号で読み解くダンテ『神曲』』角川oneテーマ21、2013

共著

  • (ルドヴィーコ・チフェッリ)『初歩のイタリア語(’17)』 放送大学教材、2017
  • 『世界文学の古典を読む』横山安由美共著 放送大学教育振興会、2020

編著・監修

  • 編集『ダンヌンツィオに夢中だった頃――生誕150周年記念展 (東京・京都2013-14) と研究の最前線』イタリア地中海研究叢書1、東京大学教養学部イタリア地中海研究コース、2015
  • 監修『『神曲』とは何か――「地獄篇」から「天国篇」まで文学史上最大の叙事詩を読み解く』別冊宝島2502、宝島社、2016

翻訳

  • パオラ・カプリオーロ『エウラリア鏡の迷宮』白水社、1993
  • Miyazawa Kenji, Il violoncellista Goshu e altri racconti, La vita FElice, 1996
  • Matsuo Basho, poessie. Haiku e scritti poetici, La vita Felice, 1996
  • アンナ・マリア・オルテーゼ『悲しみの鶸』上・下、白水社、2000
  • アントニオ・タブッキ『イタリア広場』白水社、2009
  • イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』白水Uブックス、2020.10

論文

参考

  • http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4560080224.html

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/09/13 23:12 UTC (変更履歴
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