仙田学 : ウィキペディア(Wikipedia)

仙田 学(せんだ まなぶ、1975年1月27日 - )は、日本の小説家。2003年に処女作「中国の拷問」で早稲田文学新人賞を受賞しデビュー。

来歴

京都府生まれ。東大寺学園中学校・高等学校を経て現代ビジネス 短期連載「娘と私の成長記録」(2)不登校、挫折、恋…「父親の圧」から逃れ、男らしさを捨てた女装家の半生、大阪芸術大学芸術計画学科中退。関西大学文学部フランス文学科卒業。学習院大学大学院フランス文学科博士課程単位取得退学『早稲田文学』(早稲田文学会)2003年1月号 受賞の言葉より。

2003年に「中国の拷問」で第19回早稲田文学新人賞を受賞。2013年に初のライトノベル作品『ツルツルちゃん』をNMG文庫から発表。2014年に純文学作品短編集『盗まれた遺書』を河出書房新社から発表。

2022年より京都芸術大学講師。

人物

  • 趣味は女装。『ツルツルちゃん』( NMG文庫、オークラ出版)2012年プロフィールより。早稲田文学2013年6月号では表紙と巻頭グラビアになっている。

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  1. 1、書くこと、のはじまり
  2. 2、女装=助走する小説家
  3. 3、インプット←→アウトプット
  4. 4、重たいオノを振りまわせ

作品リスト

小説

  • ツルツルちゃん (2013年 NMG文庫、オークラ出版)
  • 盗まれた遺書 (2014年 河出書房新社)

単行本未収録

  • 平均的駅員 前(2004年1月、早稲田文学1月号)
  • 平均的駅員 後(2004年3月、早稲田文学3月号)
  • きみの中指の深爪の(2004年11月、早稲田文学11月号)
  • 億光年の涙(2005年5月、早稲田文学5月号)
  • 虫(2006年7月、牛王4号)
  • 夏への扉の木目-西森琴乃展「春」に寄せて(2008年2月、Reviewhouse創刊号)
  • 零年代のレミー・コーション(2009年6月、國文学6月臨時増刊号「小説はどこへ行くのか」)
  • ツルツルちゃん2(2016年3月〜2017年1月、文学金魚)
  • 鬼門コンパ(2016年6月〜8月、SF Prologue Wave)
  • 愛と愛と愛(2016年8月、文藝秋季号)
  • かよひぢ(2016年11月、Criteria 1)
  • 変態地獄(2017年11月、Criteria 2)
  • アイドル(2019年4月、文藝夏季号)
  • レイプ(2019年12月、Criteria 4)
  • 剥きあう(2020年11月 文学界11月号)
  • 赤色少女(2022年7月 文学界8月号)

ノンフィクション

  • ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど WAVE出版

エッセイ

  • 15×2=30=60÷2(2009年5月、文学界5月号)
  • 生活を変えたくなる(2009年5月、別冊文藝『太宰治』)
  • 幻想の自由(2013年12月、すばる12月号)
  • いとうせいこう『存在しない小説』(書評、2014年文藝春季号)
  • 祈りと叫び(2014年5月、文藝別冊・ニルヴァーナ)
  • かわいいスパシーバ(2016年、早稲田文学、小説のすきま第一回)
  • 無人サーカス(2016年、早稲田文学、小説のすきま第二回)
  • ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど WAVE出版

書評

  • 終わりなきやり直し(2018年4月 早稲田文学2018年春号、金井美恵子なんかこわくない)
  • 未知なる記憶を創りだす(2018年6月 群像6 金井美恵子「スタア誕生」)
  • 物語と孤独とスノーブーツ(2018年11月17日 図書新聞3375号 倉数茂『名もなき王国』)
  • こういう積み重ねがなくて人間はどこにいることにならない(2019年2月21日 吉田健一ふたたび)
  • 「ふり」にまみれたバリアフリーな生き物たち(2019年9月 すばる 市原佐都子『マミトの天使』)
  • 五万年前の「私」(2019年12月14日 図書新聞3427号 宮内勝典『南風』)

web連載

  • feely
  1. 「根本的には人は変われない」女装小説家・仙田学が語る理解しあえない男女の関係 - 2019年05月13日
  • 日刊SPA!
  1. 篠山紀信に女装グラビアを撮ってもらった小説家の肖像―仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年04月02日
  2. 写真家・篠山紀信が語った「ジョンとヨーコ」のある思い出――仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年04月09日
  3. 僕に女装を教えてくれた「嶽本野ばら」好きの彼女との思い出――女装小説家・仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年04月17日
  4. ハロウィンの夜、巫女服プレイで女装に目覚めたT君――女装小説家・仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年04月24日
  5. 女装小説家、新宿2丁目「女の子クラブ」へ行く――仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年05月14日
  6. 女装小説家、女装ノイズコアバンドドラマーと出会う――仙田学の『女のコより僕のほうが可愛いもんっ!!』 - 2017年05月26日
  7. 男の娘や女装家は「家族を味方につける」しかない――女装小説家・仙田学の願い - 2017年06月09日
  8. 学生時代、女装する私は周りにどう見られていたのか?――女装小説家・仙田学の追憶 - 2017年06月17日
  9. 家族や子供のために女装をやめられるか?――女装小説家・仙田学の決断 - 2017年07月03日
  10. ツイッターで見かけた可愛い女装男子たちにメイクのコツを聞いてみた…【女装小説家・仙田学】 - 2017年07月16日
  11. ヒゲを隠すのに苦労する…女装男子の並々ならぬメイクへの情熱【女装小説家・仙田学】 - 2017年07月29日
  12. 初めて大勢のヒトの前で女装するのってどんな気持ち…? 女装小説家・仙田学の覚悟 - 2017年09月29日
  13. LGBT差別をなくすため「ミュージカル」を立ち上げた30人の男たち――女装小説家・仙田学 - 2017年12月06日
  14. 「女装したい人たちを幸せにしたい」世界初ジェンダーフリー歌劇団の誕生秘話――女装小説家・仙田学 - 2017年12月11日
  1. 妻であり、母親であることの閉塞感~女性の自由と孤独 - 2018.08.17
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  7. 「乳がん患者も下着にこだわりたい!」 患者が生み出した華やかな「乳がん用ブラジャー」 - 2018.12.14
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  20. - 2020.01.27
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【連載】私たちの幸と不幸

  1. 38歳、不倫がバレて「すべてを失った妻」が、それでも離婚してよかったと言えるワケ - 2021.04.28
  2. 不倫相手の子どもを産んで、夫と育てた、52歳主婦の「ヤバすぎる過去」 - 2021.07.30

テレビ出演

  • TBS報道特集 - 2021.05.08

映画出演

インタビュー

著者に関する紹介記事

  • 文藝夏号 2008年
  • 絶対安全文藝批評 佐々木敦 INCASパブリケーションズ 2008年2月
  • すばる いかに盗むのか 仙田学「盗まれた遺書」佐藤康智 2014年6月
  • 文藝夏 「盗まれた遺書」雪舟えま 2014年
  • 週刊新潮 「愛と愛と青」文芸時評(栗原裕一郎) 2016年7月
  • 東京新聞、他 「愛と愛と愛」月評 2016年7月
  • 文学界9月号 「愛と愛と愛」月評 2016年8月
  • 図書新聞 「愛と愛と愛」他、書評(岡和田晃) 2016年8月13日号
  • 文芸時評 「剥きあう」書評 伊藤氏貴 2020年11月26日
  • 図書新聞 「ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど」東條慎生 2021年3月6日
  • 望星4月号 「ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど」佐藤康智 2021年3月15日

その他

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/28 20:00 UTC (変更履歴
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