新作スリラー「Freeland」に「ROMA ローマ」のニコラス・セリス
2023年10月18日 13:00
アカデミー賞3冠「ROMA ローマ」(アルフォンソ・キュアロン監督)のプロデューサー、ニコラス・セリスが新作スリラー「Freeland(原題)」の製作を率いることがわかった。米バラエティが報じた。本作は、Netflixのドラマ「エミリー、パリへ行く」やアップルTV+のドラマ「スワッガー」で知られるメキシコ人監督カティーナ・メディナ・モーラがメガホンをとる。
「Freeland(原題)」は、チリ人クリエイターで、2020年に配信され話題になったポッドキャスト番組「Caso 63(原題)」で知られるフリオ・ロハスの同名小説を英語で映画化。脚本は、メディナ・モーラ監督とロハスが共同で執筆した。近未来、平穏に見えて実は歴史が書き換えられた世界で、真実を主張した17歳の少年ニコラスは矯正施設に送られるが、そこで政治犯の娘ヒパティアと出会って恋に落ち、2人は逃亡を試みるというディストピアSF作品のようだ。
ロハス企画のポッドキャスト番組「Caso 63(原題)」は、Spotifyのラテンアメリカ(中南米)ランキングでオリジナルドラマとして再生回数ナンバーワンを記録。精神科医が自分はタイムトラベラーだと主張する謎めいた患者63番を診察するうち、現実と非現実の境界が曖昧になっていくというサスペンスで、ジュリアン・ムーアとオスカー・アイザック主演の英語版が制作されている。