「シークレット・インベージョン」おなじみ&新キャラクターを、登場作品とともに総まとめ
2023年6月28日 08:00
マーベル・スタジオの新たなドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」が、ディズニープラスで独占配信中だ。サミュエル・L・ジャクソン演じる“アベンジャーズの生みの親”ニック・フューリーを主人公に迎え、擬態能力を持った異星人による地球侵略計画を阻止しようと、孤独な戦いに身を投じるサスペンススリラーだ。
過去にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)において11本もの映画に登場した重要キャラクターでありながら、いまだ謎も多いニック・フューリーとは、一体何者なのか? 彼を取り巻くキャラクターたち、新たに加わる登場人物も含めて、その人物像と果たした役割を振り返る。
※ディズニープラスで配信されているMCU作品のネタバレとなる箇所があります。未見の方は、十分ご注意ください。
●ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
元軍人で、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」(シールド)の元長官。アイアンマン、キャプテン・アメリカらをアベンジャーズへと導き、最近では若きスパイダーマンのスパルタ気味な保護者としても活躍するなど、アベンジャーズを影で支えるMCUに欠かせない存在だ。トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)の葬式に参列して以来、地球を離れていたが、シークレット・インベージョン(見えざる侵略)に対処するために、帰還を果たす。
本名はニコラス・ジョセフ・“ニック”・フューリー。「キャプテン・マーベル」では、「皆、フューリーと呼ぶ。ニコラスでもニックでもなく、フューリーだ」と自身の呼称について、確固たるポリシーを示すシーンも。また、上官のケラーが「ご苦労だった、ニコラス」と話しかける場面があり、このセリフこそ、目の前にいるケラーが、あらゆる人物に擬態する能力を持つスクラル人が“化けた”ニセモノであると見破るきっかけになった。
<登場作品>
「アイアンマン」「アイアンマン2」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ エンドゲーム」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」(その他「Marvel エージェント・オブ・シールド」シーズン1にも登場)
●タロス(ベン・メンデルソーン)
擬態能力を持つスクラル人のリーダー。「キャプテン・マーベル」では、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)の失われた記憶に潜む秘密を狙っていたが、その目的は、残虐なクリー帝国に故郷を破壊され、難民になったスクラル人を安住の地に導く手段を見出すためだった。スクラル人による地球侵略を描く「シークレット・インベージョン」だが、タロス自身は、フューリーの協力者側という位置づけだ。
<登場作品>
「キャプテン・マーベル」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」
●マリア・ヒル(コビー・スマルダース)
国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」(シールド)の元副長官にして、フューリーの側近。「シークレット・インベージョン」の第1弾予告編では、「あなたは何年も地球を避けてきた、何度も助けを求めたのに、留守電のメッセージも無視するばかり」と、長らく地球を離れていたフューリーを責める姿が確認できる。一方のフューリーも「これは私の戦争だ」と孤独な戦いを貫こうとしており、以前のような強固な絆が取り戻されるのかに、注目したい。
<登場作品>
「アベンジャーズ」「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ エンドゲーム」「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」(その他「Marvel エージェント・オブ・シールド」シーズン1にも登場)
●ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン(ドン・チードル)
アメリカ空軍大佐で、トニー・スタークの良き友人であり信頼できる相棒。トニーのハイテク技術を駆使した危険な任務に当初は懐疑的だったが、次第に、正義と安全のためにアイアンマンとして戦う姿勢に理解を示す。「シークレット・インベージョン」における役どころについて、チードルは「いままでと異なる役割で登場します。戦う者としての姿はそのままですが、一方で政治家として、大統領の右腕のような役割も担っている」と説明している。その言葉通り、「アベンジャーズ エンドゲーム」での戦いを終え、アメリカ政府の要職に就いた彼は、フューリーの身勝手な行動を諫める存在として、これまでとは少し違う関係になる。
<登場作品>
「アイアンマン」(同作のみ、ローディはテレンス・ハワードが演じた)、「アイアンマン2」「アイアンマン3」「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「キャプテン・マーベル」「アベンジャーズ エンドゲーム」(その他「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シーズン1にも登場)
●エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)
かつてアベンジャーズの内乱で、対テロ共同対策本部の副司令官を務めたCIA捜査官。「ブラックパンサー」では、ヴィブラニウムの密輸ルートを追うおとり捜査の最中に、ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマンさん)と再会し、ワカンダの真実を知った。ティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)に命を救われ、ワカンダの存亡をかけた戦いでは、元空軍パイロットの腕を発揮。CIA長官である元妻に翻ろうされている。
<登場作品>
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「ブラックパンサー」「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」
【新たに登場するキャラクター】
●ガイア(エミリア・クラーク)
「キャプテン・マーベル」登場時は幼かったが、大人に成長したタロスの娘。スクラル人の安住の地を探すという約束を守らない父や、フューリーに反発し、過激派グラヴィクの側に付く。
●グラヴィク(キングズリー・ベン=アディル)
かつてはフューリーらに助けられたが、タロスとも信条の違いで対立する、過激派スクラル人のリーダー。各国の要人に擬態したスクラル人を束ね、秘密裏に着々と侵略を目論む。
●ソーニャ(オリビア・コールマン)
フューリーとは知り合いのようだが、協力関係にはなく、互いに警戒・監視し合っているイギリスのMI6エージェント。捜査のためなら激しい拷問もいとわない、冷徹で過激な一面を持つ。
「シークレット・インベージョン」は第1話が、ディズニープラスで独占配信中。第2話以降は、毎週水曜に配信。