サシャ・バロン・コーエン、極右集会に潜入しドッキリ敢行
2020年7月1日 11:00
[映画.com ニュース] 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」や「ブルーノ」などの社会派ドキュメンタリーコメディで知られる英コメディアンのサシャ・バロン・コーエンが、またしても体当たり取材を成功させたことが明らかになった。米バラエティが報じている。
米ワシントンで行われた、武器の保持と武力行使の権利を主張する極右団体「Washington Three Percenters」の集会に6月27日(現地時間)、コーエンは高額寄付者として出席。変装を施した彼は、自身のバンドを引き連れ、「オバマに武漢インフルエンザの注射を」「ヒラリー・クリントンは刑務所に」「コロナはリベラルの連中のデマ」「WHO(世界保健機構)をサウジアラビアの連中のように切り刻め」と歌い、会場を大いに盛りあげた。
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」や「ブルーノ」では、コーエンは実在の人物の前で愚かなキャラクターを演じることで、本音を引き出すことに成功。彼が企画・製作総指揮を務める政治風刺番組「Who Is America(原題)」では、バーニー・サンダースやディック・チェイニー、ジル・スタイン、ロイ・ムーアといった政治家や、O・J・シンプソンにイタズラをしかけている。
米有料チャンネルのSHOWTIMEは、「Who Is America(原題)」の継続を発表していないものの、今回のイタズラは同番組向けである可能性が高そうだ。