使った血のりは17トン!「IT」完結編、“大人ルーザーズ・クラブ”が撮影裏側明かす
2019年7月22日 20:00
[映画.com ニュース] ポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」のホラー関連イベント「スケアディエゴ」が7月17日(現地時間)、米サンディエゴで行われ、「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」のキャストが登壇。ジェームズ・マカボイ、ジェシカ・チャステインらが撮影について語った。
前作「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)は、全世界の累計興行収入が7億ドルを突破し、ホラー映画の興行収入でトップに君臨していた「シックス・センス」を抜き、歴代最高のヒットを記録した。完結編となる本作では、前作から27年後を舞台に、ビル(マカボイ)、ベバリー(チャステイン)ら大人になった“ルーザーズ・クラブ”の面々が再び“それ”と対峙するさまを描く。
この日のイベントには、マカボイ、チャステイン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーンらキャストのほか、アンディ・ムスキエティ監督が登壇。会場に集まった約2000人のマスコミと一般のファンたちから大きな歓声が沸き起こった。
シリーズ完結にふさわしく、本編では4500ガロン(約17トン)の血のりを使用するシーンがある。ムスキエティ監督は、そのシーンに臨むチャステインに配慮して顔にかからないようにしたが、原作者でもあるスティーブン・キングの処女作を映画化した「キャリー」の大ファンだというチャステインは「『キャリー』をさらに強化したものを作りましょう」と提案したそう。全身血のりだらけで撮影を行い、マカボイも「血はとても冷たかった。冷たくないと発酵し、ゲロのような匂いになってしまうんだ」と過酷さを語っていた。
「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」は、11月1日から全国公開。