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吉高由里子「“化学反応”を期待してほしい」 主演作「ユリゴコロ」充実のクランクアップ!

2017年7月9日 17:01

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“過去編”と“現代編”を別々の時期に撮影
“過去編”と“現代編”を別々の時期に撮影

[映画.com ニュース]吉高由里子が主演した「ユリゴコロ」のキックオフ会見が7月9日、東京国際フォーラムで行われ、吉高のほか、共演の松山ケンイチ松坂桃李佐津川愛美清野菜名木村多江、メガホンをとった熊澤尚人監督が出席。本作は劇中の“過去編”と“現代編”を別々の時期に撮影するという異色のスタイルで制作が進行され、7月8日に全ての撮影が終了。16年10月に“過去編”の撮影を終えていた吉高は「“過去編”の熟成した物語と、出来立てホヤホヤの“現代編”のストーリーが、どうやって化学反応を起こしてひとつの作品になるのか、是非期待していてほしいです」と万感の思いを吐露していた。

本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかる氏の同名ミステリー小説を実写化。余命わずかな男の書斎で、一冊のノートが発見された。そこにつづられていたのは、殺人者の告白文。殺人という行為を心のよりどころとして生きていた主人公・美紗子(吉高)、そして彼女を取り巻く人々の壮絶な運命を、過去と現代を交錯させながら描く。

「映像化は不可能」と称されていた原作小説の映画化に挑んだ熊澤監督は、吉高らの熱演によって「不可能なものが可能になった」という。そして「“過去編”と“現代編”を同時期に撮るという話もあったんですが、それでは撮影はできなかっただろうと感じています。俳優陣の体力、知力を奪うような、過酷な撮影が続いていたんです」と告白。“現代編”の登場人物・亮介を演じた松坂の「撮影は深夜から早朝まで行うことも。まるで嵐がやってくるような撮影現場」という発言が象徴するようにハードな日々が続いていたようだが、吉高らの表情は晴れ晴れしたもの。満面の笑みで当時を振り返り、撮影した素材に確かな手応えを感じているようだった。

吉高とともに“過去編”に出演した松山と佐津川は「脚本にあった“匂い”は、自分が見てきた90年代の映画に近い感じがあって、とても好感が持てたんですよね。テイストとしては自分がやったことのないものでしたが、新しい発見や感覚を得られるのではないかと感じていました」(松山)、「(作品の性質上)気持ち的に病んでしまうのだろうなと思っていましたが、それでも是非この作品の中に入りたいと感じてしまうほど、魅力的な映画」(佐津川)と充実の面持ちで語っていた。

吉高は、松坂、清野、木村が出演した“現代編”の撮影にはノータッチだったため「今、こうやって一緒に並んでますが、全然親近感がわかないんです(笑)。別の現場の人といるような……」と話して笑いを誘うと「自分が出演していないシーンを早くみたい」とニッコリ。さらに「昨日撮り終わって本当に2か月後に公開できるのかなって。『大丈夫? 何か手伝うことある?』って感じてしまいます」と冗談を飛ばしながらも「きっと熊澤監督がピシャッと決めてくれると思うので、仕上がりがとても楽しみです!」と熊澤監督の手腕に期待を寄せていた。

ユリゴコロ」は、ポストプロダクションを経て、8月下旬の完成を予定。9月23日から全国順次公開。

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