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健太郎、脚本・野島伸司「パパ活」で改めて気づいた俳優業の醍醐味

2017年7月3日 00:00

“野島ワールド”を堪能した健太郎「デメキン」

“野島ワールド”を堪能した健太郎
(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
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[映画.com ニュース] 「デメキン」(冬公開)で長編映画初主演を果たした俳優の健太郎が、映像配信サービスdTVとFODの共同製作ドラマ「パパ活」に出演中だ。脚本を担当したのは「高校教師」「未成年」など数々の名作ドラマを手がけた脚本家・野島伸司。健太郎にとって、木村拓哉主演作「プライド」で熱中した“野島ワールド”は、俳優のスキルを高める絶好の機会になった。

肉体関係がなく、デートをするだけで金銭的支援をしてくれる男性との交際を意味する“パパ活”。本作は、渡部篤郎飯豊まりえの共演で描かれるスキャンダラスなラブストーリーだ。母に恋人ができたことをきっかけに家を出た平凡な20歳の女子大生・杏里(飯豊)は、ネットカフェを転々とする日々の中で友人を通して“パパ活”の存在を知る。やがて45歳の大学講師・航(渡部)と出会い、彼が契約するマンションに身を寄せた杏里。だが、この出会いをきっかけに航を取り巻く隠された真実に直面していく。

健太郎が脚本を読む際に重視しているのは、読み進めていくうちに自らの内面に生じた感情の度合いだという。「喜怒哀楽、そしてそこに組み込まれないような感情が大きければ大きいほど、自分の中で熱い脚本だと思えるんです」と物語と向き合う際の意識を語ると、「パパ活」については「おもしろいだけでなく、怖いという感覚。まるで新しい世界を見ているようなイメージでした」と述べた。

“パパ活”を通じて知り合った杏里と航の関係性を主軸に描かれる本作は、年の離れた男女の恋へとすぐさまリンクするかと思いきや、そこは現代社会を鋭くえぐってきた野島による脚本、大方の予想を鮮やかに覆す。あくまで“パパ活”という題材を入り口にしつつ、貧困女子という現代の社会問題も照射し、やがて明かされる航の心に巣食う闇はあまりにも深い。


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杏里がアルバイトとして働くレストランのコック見習い・柿澤実という自身の役どころについて「色々な女性と付き合ってみて『本当に好きなのか、好きじゃないのか』を確かめてきた人物。チャラい男ですが、杏里に対しては素直に好きという気持ちがあって、今まで接してきた女性とは違う感情が芽生えている」と分析する健太郎。だが、劇中で“恋敵”となるのは、大人の魅力を兼ね備えた航だったため「自分と同じ年代の相手であれば話は別ですが、勝負のしようがない気がするんです。だから『応援するしかない』という気持ちになるわけですが、隙あらば杏里に近づきたい。でも、根本は杏里の幸せを願っている。とても複雑な感情を抱く人物なんです」と役づくりに苦心したようだ。

時にクスリと笑いを誘う演技で、ある時は登場人物たちの関係性を“つなぐ”という重要な役割を果たし、物語に華を添える健太郎。これまでも「俺物語!!」「14の夜」などで主演の熱演を支える役回りが多かったが、座長を務めた「デメキン」の撮影で「キャスト全員が貪欲に作品を愛すれば、現場に良い波が生まれるということを実感しました。常に主演の意識で芝居に臨めば、作品そのものだけでなく、自分自身にも良い影響になる」ということを学んだようだ。そして「パパ活」では、加藤裕将監督と実の人物像に関して、何度もディスカッションを重ねる気合の入りよう。その結果、キャラクターのイメージをつかんだ芝居ができた瞬間は「加藤監督の認識と合致したのを感じ、あとは突き進みました」という。

2017年は「チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」、「サクラダリセット」(前後編)、「先生!」(10月28日公開)、そして満を持しての初主演作「デメキン」と破竹の勢いで活躍し続ける。「(芝居に対して)今まで以上に意識を集中させていかないといけない年です」という発言通り、撮影現場を離れていても役者としての意識は続く。リアクションのバリエーションを知るための「人間観察」、自身の感情を刺激する「映画鑑賞」に余念がない。

「人間観察は、元々役者のためにという意識はなかったんですが、ユニークな人を探してしまう癖があるんです。その延長線上で役者業に還元できると思いました。特に電車の中で他人を見てしまうことが多いです。後頭部を窓に密着させる、首を横に傾げる、寝方ひとつをとっても十人十色。映画鑑賞はまず物語を楽しむことから始めます。見終わった後に、記憶に残っているシーンや役者さんの芝居に関しては、リピートして見るようにしています」

そして「パパ活」での経験が、チャレンジ精神に火をつけた。「今回、コックを演じさせていただいたことで、職業にフォーカスを当てたキャラクターに挑戦してみたいと思うようになりました。10代は学生の役が多かったのですが、20歳を迎え、サラリーマン、刑事、医者など演じてみたい役がたくさんあります。色々な物事を経験していけば人間として少しずつ成長できると思いますし、それは役者としてのステップアップにつながりますから」と告白。作品によって“何者にでもなれる”役者の醍醐味に、改めて気づいたようだ。

「パパ活」は、dTVと「FOD(フジテレビオンデマンド)」で毎週月曜深夜0時に1話ずつ更新中(全8話、1話=約30分)。

(映画.com速報)

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