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水谷豊、構想40年の初監督作公開に万感 次回作期待も「すぐに相棒始まる」

2017年6月17日 14:00

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渾身の意欲作がついに公開!
渾身の意欲作がついに公開!

[映画.com ニュース] 水谷豊が映画監督に初挑戦し、主演も兼ねた「TAP THE LAST SHOW」が6月17日、全国88スクリーンで封切り。水谷をはじめ共演の北乃きい清水夏生岸部一徳前田美波里六平直政、監修・振り付けのHIDEBOHらが、東京・TOHOシネマズ日比谷シャンテでの舞台挨拶に立った。

水谷が約40年間にわたり、構想を温め続けてきた悲願の企画。公開初日を迎え、水谷は「ついにこの日がやってきた、という思いです」と感激の面持ちだ。ステッキをついて登場したが「普通に歩けるのですが」と笑い、「今日1日ばかりは、映画のキャラのまま、過ごしていきたい」と真摯に話した。

壇上では水谷に、「夢かなう」「奇跡」の花言葉を持つ青いバラが贈られた。北乃と前田から構想年数にちなんだ40本の花束を受け取り、「ずいぶん長いこと、夢を見ていました。もし次に夢を見ることができたら、もう少し短い夢を見たい」と次回作に期待を込めた。その一方で「(具体的には)今日、ここが初日ですから、これが落ち着きましたらまた思いを馳せたい。でも、すぐに『相棒』が始まるんですよね」とぼやき、場内を沸かせていた。

さらに盟友の岸部は、監督・水谷に対して「新人監督という感じはせず、ベテラン。水谷さんは長い間のなかで、優秀な監督たちと出会い、その経験が知らない間に自分のなかに入っている」と脱帽の様子。続けて「でもその経験をなぞることはせず、誰もやっていない、自分も思いつかなかったことを、この映画でやってやろうという気迫を、側にいて感じました。監督のほうが、良いかな。ぜひ1本で終わらず続けてもらいたい」と語ると、水谷は「そんなに、俳優としてはダメですか?」とおどけてみせ、岸部は「そんなわけないでしょ」「監督“も”良い」とフォローしていた。

映画は、足に大けがを負って引退した元天才ダンサー(水谷)が、旧知の劇場オーナー(岸部)から閉館を飾る“最後のショー”の演出を依頼され、ある若者の踏むタップによって、かつての情熱を取り戻していくヒューマンドラマ。この日はほかに、西川大貴、HAMACHI、太田彩乃佐藤瑞希、さな、NON、nana、KENICHIが登壇した。

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