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「カーズ」最新作に故P・ニューマンさんの新セリフ登場!

2017年6月11日 13:10

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声優陣が集結
声優陣が集結
(C)2017 Getty Images Alberto E. Rodriguez

[映画.com ニュース] ディズニー/ピクサーによる人気シリーズ第3作「カーズ クロスロード」の記者会見が6月10日(現地時間)、米ロサンゼルスで行われ、オーウェン・ウィルソンアーミー・ハマー、クリステラ・アロンゾら声優陣とブライアン・フィー監督、プロデューサーのケビン・レハー氏が、10以上の国と地域から集まった約100人の報道陣の取材に応じた。

2006年に誕生した「カーズ」シリーズは、真っ赤なレーシングカーのマックィーンが、レーサーとして成長していく物語。今作は、マックィーンが次世代レーシングカーたちの台頭と、レース中の大クラッシュをきっかけに人生の岐路に直面し、大きな決断を迫られるさまを描いた。前2作の監督であるジョン・ラセターが製作総指揮を務めている。

レハー氏はこの日、今作で08年に死去した名優ポール・ニューマンさんの新たなセリフが使用されていることを発表。シリーズ第1作でニューマンさんが声を演じたドック・ハドソンは、今作でも物語の要として登場している。「第1作(の収録)で、ジョン・ラセター監督がマイクをオンにし続けていたんだ」とラセターの機転を明かし、「(権利元の)ニューマン財団はとても素晴らしくて、私たちをサポートしてくれた。僕たちが敬意を持ってニューマンの演技を扱うとわかってくれていたんだ」と使用許可を得たことに感謝を述べていた。

第1作から主人公ライトニング・マックィーンの声を務めるウィルソンは、最新作について「アニメーターがすごくいい仕事をしている。車を人間が感情移入できるようなものにしているんだ」と称え、「あとは声かな(笑)」とニヤリ。劇中さながらのお茶目な発言でキャスト、報道陣を笑わせた。

一方、マックィーンのトレーナーで相棒となったクルーズ・ラミレスの声を演じたアロンゾは、「私はこの映画が大好きです。子だもたちに、あなたたちは重要だと伝えられるから。私は貧困地区で生まれ、(子どもの頃)両親は生きることで精いっぱいでした」と真摯な面持ち。続けて「子どもたちに、夢は実現させられると知ってもらいたい。今私は、(女優・コメディエンヌとして)このような機会をもらっていることにとても感謝しています」「これは“希望”の物語なんです」と語ると、会場は大きな拍手に包まれた。

また、次世代レーサーのトップでマックィーンの最大のライバルとなるジャクソン・ストームに声を吹き込んだハマーは、「次世代レーサーは、速いし、頭もいいし、格好いい。見てよこれ(笑)!」と後ろに並べられたストームを紹介。「気持ちで成り立っていたレースの世界に大きな変化をもたらすんだ」と、ファンの期待をあおっていた。

このほか、ケリー・ワシントンネイサン・フィリオンリー・デラリアラリー・ザ・ケーブル・ガイイザイア・ウィットロック・Jr.が出席した。「カーズ クロスロード」は、7月15日から全国で公開。

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