織田裕二4年ぶりに銀幕復帰!「ボクの妻と結婚してください。」に主演
2015年11月18日 04:00
[映画.com ニュース] 日本を代表する俳優の織田裕二が、樋口卓治氏の小説を三宅喜重監督のメガホンで映画化する「ボクの妻と結婚してください。」に主演し、主人公の三村修治に息吹を注ぎ込むことがわかった。織田は「ようやく自分のやるべき作品と役柄に出合うことが出来た」と語っており、クランクインを前に並々ならぬ意欲を胸に秘めている。
2012年に、超人気シリーズの完結編「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を興行収入59億7000万円という大ヒットに導いた織田が、スクリーンに帰ってくる。今作は、テレビ業界の第一線で働く敏腕放送作家が余命宣告を受け、愛する家族の未来のために残された時間を使い、人生最後の企画として妻の“最高の結婚相手”探しに全てを捧げる姿を描く。内村光良主演で昨年舞台化され、今年5月には同じ内村主演、深川栄洋の演出で連続ドラマ化された話題作だ。
織田は、愛する妻子の幸せを願い突き進む強さと、いつ尽きるとも分からない自らの命に翻ろうされる弱さを併せ持つ役どころに挑む。「『ボクの妻と結婚してください。』。いただいた時に、まず面白いタイトルだなと思いました。そして脚本を読んでクスッと笑えて、すうーっと涙が流れました。こんな役は演じた事がありません。『人恋しくなる季節』、人の優しさが心地よく染みました。今、僕はこの作品に出合えてとても嬉しいです」。
余命わずかな修治の“思いつき”と真摯に向き合い、覚悟を決めて夫に寄り添う妻・彩子を演じるのは、幅広い分野で目覚しい活躍をみせる吉田羊。織田との共演に興奮を隠しきれない様子で、「織田さんはずっとテレビで見ていた憧れの方。その方と夫婦役でお芝居させていただけるなんて、このうえない喜び。織田さんと築く温かい夫婦関係に、笑い泣きしていただけたら幸いです」と話している。
また、修治が見そめた“結婚相手”伊東正蔵は原田泰造、元敏腕リサーチャーで現在は結婚相談所を経営する修治の良き理解者・知多かおりは高島礼子が扮する。ともに今作の世界観に共感しているようで、「台本を読んだとき、織田さん演じる修治の家族を思うまっすぐな気持ちに胸が熱くなりました。そして、結婚っていいなあと改めて思いました。僕が演じる伊東という人物は真面目で誠実な男です。この男の魅力を皆さんに伝えられるように頑張りたいと思います」(原田)、「主人公の三村の決断は、とても真似出来ないが、共感出来る。せつないのに、楽しいと思える心温まるストーリーです」(高島)とコメントを寄せた。
なお、脚本は話題作を多く手がけている金子ありさが執筆し、音楽は菅野祐悟が務める。撮影は、12月末のクランクアップを予定している。「ボクの妻と結婚してください。」は、2016年秋に全国で公開。
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