デビッド・フィンチャー、「ドアーズ」マネージャーの生涯を映画化
2015年11月17日 12:00
[映画.com ニュース] デビッド・フィンチャーが、米ロックバンドのドアーズや米ミュージシャンのイギー・ポップのマネージャーを務めたダニー・シュガーマンの生涯の映画化をプロデュースすると、米Tracking Boardが報じた。
シュガーマンの1989年の自伝「Wonderland Avenue」の映画化で、米ニューリージェンシーが製作する。フィンチャーがメガホンをとるかどうかは現時点では未定。
シュガーマンは、ビバリーヒルズの裕福な家庭に生まれ、弱冠12歳でドアーズのジム・モリソンと親しくなり、最初はファンレターの返事を書く係としてバンドに関わるようになった。1971年にモリソンは死去したが、その後17歳で残るメンバーからなるドアーズのマネージャーに昇格した。ドアーズが解散したのちは、イギー・ポップのマネージャーを務めている。シュガーマンは長くドラッグとアルコールに依存した生活を送り、2005年に肺がんのため50歳で死去した。
ドアーズに関する映画には、バル・キルマーがモリソンを演じたオリバー・ストーン監督作「ドアーズ」(1991)や、トム・ディチロ監督のドキュメンタリー「ドアーズ まぼろしの世界」(2010)などがある。