イーストウッド&クーパーが「アメリカン・スナイパー」を語る特別映像公開 オノ・ヨーコ氏の絶賛コメントも

2015年2月17日 17:45


戦場でのクリス(上)と帰りを待つ妻タヤ(下)
戦場でのクリス(上)と帰りを待つ妻タヤ(下)

[映画.com ニュース] 第87回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされている「アメリカン・スナイパー」のメガホンをとったクリント・イーストウッド監督、主演のブラッドリー・クーパーらが作品に対する思いなどを語った特別映像が、公開された。

イラク戦争で160人を射殺し、「米軍史上最強」とうたわれた狙撃手クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化。味方から英雄視されながら、戦争により徐々に心がむしばまれていく中で、母国にいる妻子に対し良き夫、良き父でありたいと願う男の光と影を、緊迫感あふれるタッチで描く。

公開された映像は、本編映像とスタッフらのコメントによって構成されたもの。役作りのために体重を18キロ増量し、過酷なトレーニングを行ってクリスを演じたクーパーは、「クリスの鍛え抜かれた体から何よりも優しさが伝わってくる。彼の内面を伝えるために体を鍛えたよ。クリスを演じられて光栄だったよ」と神妙な面持ちで振り返る。そんなクーパーの熱演に対し、クリス・カイル夫人のタヤも「クリスの精神、性格、愛情、痛みと歓喜。ブラッドリーはその全てを完ぺきに表現したわ」と称賛を惜しまない。

また、「母国に対する責任と家族に対する責任。2つの大いなる責任の間で苦悩する男の話だ。戦争が人に与えるダメージを伝えたい」(イーストウッド)、「いろんな顔のクリスを見てきたわ。おそれを抱いて離れたの」(タヤ・カイル)といった言葉からは、クリスが抱えていた葛藤の深さがうかがえる。  イーストウッド監督作品史上最大のヒット作としてアメリカで社会現象を巻き起こしている本作。各界の著名人からもコメントが寄せられている。芸術家で音楽家のオノ・ヨーコ氏は「勇気ある素晴らしい反戦映画で、戦争の実態を知るために日本の全ての若者が見るべき作品です」と絶賛している。

アメリカン・スナイパー」は、2月21日から全国公開。

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