幻の仮面ライダー3号、40年以上の時を経て復活 「スーパーヒーロー大戦」最新作に登場
2014年12月19日 05:00
[映画.com ニュース] 仮面ライダーをはじめとするヒーローたちが夢の共演を果たす「スーパーヒーロー大戦」シリーズ最新作で、「仮面ライダー3号」が活躍する映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」が、2015年3月21日に公開されることが決まった。仮面ライダーの生みの親でもある石ノ森章太郎がかつて構想していたと言われる幻のライダーが、40年以上の時を経てついに登場する。
仮面ライダー3号については、1971年4月から73年2月まで放送されたシリーズ第1作「仮面ライダー」で仮面ライダー1号、2号の人気が沸騰した当時、その勢いに乗って3号を生み出す話が持ち上がり、石ノ森もその準備を進めていたと言われている。その証拠に、72年年10月1日発行の「別冊たのしい幼稚園」10月号に掲載された漫画「3ごうライダーたい ブラックしょうぐんのまき」には3号が登場していた。しかし、より斬新なキャラクターにすべく、3人目のライダーはV3となり、73年2月にテレビシリーズ第2作「仮面ライダーV3」が放送を開始。3号の企画は途絶えたと伝えられている。
映画の主役は現在放送中の平成ライダーシリーズ最新作の「仮面ライダードライブ」の主人公でもあるドライブが務めるが、物語はドライブと3号が出会うところからスタートするという。3号は、ライダーが車に乗るという掟破りの活躍で話題を集めているドライブ同様に、トライサクロインという愛車に乗って登場。「なぜ3号が存在するのか」という謎が物語の中で紐解かれていく。
東映の白倉伸一郎プロデューサーは、「幻であった仮面ライダー3号を今、復活させる重みを感じています。ただ、やる以上は『ショッカーが作ったライダーである』という1号、2号の系譜を継ぐ、最も仮面ライダーらしい設定にしたいという思いがありました。仮面ライダーとは、正統派ヒーローとは一線を画した“悪の組織から出てきた”という雰囲気をまとっていなくてはいけない。その部分が、3号には色濃く表現されています」と語っている。
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