エルフ語を学ぶ「ホビット 決戦のゆくえ」特別講座を開催!字幕監修者も涙の最終章
2014年12月11日 17:00

[映画.com ニュース] 大ヒットシリーズの最終章「ホビット 決戦のゆくえ」の特別講座付き試写会が12月10日、都内で行われ、信州大学准教授で本作の日本語字幕監修を務めた伊藤盡(つくす)氏、“なんでも添削家”の赤ペン瀧川先生が出席した。
J・R・R・トールキンの名作小説を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚となる「ホビット」シリーズの最終章。邪龍スマウグからドワーフの故郷を奪還することに成功したビルボら一行が、旅の最後に直面する大決戦を壮大なスケールで描く。
元々は言語学者であったトールキン。シリーズ第1作「ロード・オブ・ザ・リング」から字幕監修を務めてきた伊藤氏は、「トールキンはエルフ族の話す“エルフ語”を作ったことをきっかけとして、それらを話すキャラクターが登場する物語を作り上げた。すべてのファンタジーの基は“エルフ語”」と解説した。
また、森のエルフはシンダリン(日常会話の言語)、高貴なエルフや魔法使いガンダルフなどはクウェンヤ(みやび言葉)を話すそうで、劇中では2種類のエルフ語が使用されている。伊藤氏は、エルフ語の簡単な挨拶のほか、「さよなら、ホビット!(Cuio vae, i pherian!)」など来場者にエルフ語を伝授し、「聞くだけで涙が出てくる」と感慨深けな表情を浮かべていた。
テレビ番組での“映画添削”が話題の瀧川先生も、「『ホビット』シリーズの中でも一番面白い! これを見た後は、TSUTAYAにいって『ロード・オブ・ザ・リング』を借りたくなった」と太鼓判。伊藤氏も、「旅をして一番成長した人物はやはり主人公。ビルボが素晴らしい」と称賛しながら、「この映画を見るのに必要なものはひとつ、ハンカチだけ。だけどこれが終わりではない。これはホビットの冒険の終わりであって、『ロード・オブ・ザ・リング』のはじまりにつながるもの」とシリーズに対する深い愛を語った。
「ホビット 決戦のゆくえ」は12月13日より全国で公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
スプリングスティーン 孤独のハイウェイ
【人生にぶっ刺さる一本】すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの面白そうな物語は…!
【ヤバすぎる世界へ、ようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”…予告だけで今すぐ観たい!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ