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「ベイマックス」のキャラクター・デザイナーチームに密着、日本の鈴と炊飯器がインスピレーション

2014年12月1日 11:45

ウォルト・ディズニー・アニメーションのシヨン・キム、 ローレライ・ボーブ、ポール・フェリックス「ベイマックス」

ウォルト・ディズニー・アニメーションのシヨン・キム、
ローレライ・ボーブ、ポール・フェリックス
撮影:Kaori Suzuki
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[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー・アニメーションの最新作「ベイマックス」は、唯一の肉親である兄を事故で亡くした14歳の少年・ヒロと、その兄が開発したケア・ロボット“ベイマックス”の交流と冒険を描いた感動ファンタジーだ。日本公開が待たれるなか、早くも話題になっているのが、タイトルロールであるベイマックスの愛らしさ。予告編で披露された白くてふわふわとした外見と、まるで赤ちゃんのようなヨチヨチ歩きに「かわいい」の声が寄せられている。この癒し系キャラ誕生秘話を、ロサンゼルスにある同スタジオで取材した。(取材・文/内田涼)

インタビューに応じたのは、シヨン・キム(リード・キャラクター・デザイナー)、ローレライ・ボーブ(ビジュアル・デベロップメント・アーティスト)、ポール・フェリックス(プロダクション・デザイナー)。随所に日本文化への愛と敬意を盛り込んだ作品としても注目される本作だが、ベイマックスのデザインにも、日本各地で行った徹底したリサーチで得られたインスピレーションが生かされている。

「日本に滞在している間、テレビショッピングを見て、次々と紹介される商品に強い印象を受けました。特に炊飯器がとてもかわいいなと。丸みを帯びた美しくシンプルなデザインはもちろん、その内部にはハイテクが隠されている。まさにベイマックスが求める要素がすべてそろっていました」「ドン(・ホール監督)が日本で目をつけたのが、日本の鈴でした。デザイナーの視点からも、ふたつの丸い穴とそれを結ぶ線は興味深かった。口も必要かなと思いましたが、ないほうがロボットっぽいし、瞬きで感情を表現するという方針で動きのテストを始めました」(シヨン・キム)。

ボーブが担当したのは、主人公ヒロをはじめ、亡き兄の友人たちのコスチュームと色彩デザイン。日本でのリサーチ旅行では「とにかく写真を撮りまくった」といい、街の風景とそこに息づく日本独自のファッション性は、映画の登場人物にこれまでのディズニー作品にないビビッドな色彩をもたらした。

「キャラクターの個性を表す上で、色調とコスチュームはとても重要。観客は初めて出会う彼らの性格や生活を、まずは外見から判断するので、象徴的な要素を盛り込んだわ。今回は日本のポップカルチャーに強く影響を受けた。(日本語で)カイジュウ、サムライ、それに渋谷や原宿を中心としてストリートファッションね。日本の皆さんが見れば、すぐに気づいてもらえるはず。彼らをより身近な存在に感じてもらえればうれしいわ」(ボーブ)。

舞台となる“サンフランソウキョウ”の上空には、ちょうちんに似た物体が凧のようにふわふわと浮かんでいる。「あれは内部でタービンが回転し、ジェネレーターのような役割を果たしている。街全体に電力を供給しているんだ。日本的なデザインにしてみたけど、サンフランシスコと東京を融合させた架空の都市であるサンフランソウキョウに、とてもマッチしたシンボル的な存在になったと思うよ。作品全体を通して登場するからぜひ注目してほしいんだ」(フェリックス)

ベイマックス」は12月20日から全国公開。

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