堂珍嘉邦、敬愛するジェフ・バックリィは「別次元」
2014年10月25日 07:10
[映画.com ニュース] 歌手の堂珍嘉邦が10月24日、夭逝の天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィの生涯に迫った伝記映画「グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの」(公開中)のトークイベントに出席。バックリィの大ファンだという堂珍は、「つい最近ウィキペディアで同じ誕生日だと知った。こないだ10月18日にブルーノートで初めてライブをやったけれど、偶然にも映画の公開日と同じだった」と不思議な縁を感じていた。
1997年、将来をしょく望されながらも30歳の若さでこの世を去ったアメリカのシンガーソングライター、ジェフ・バックリィの軌跡を描く。海外ドラマ「ゴシップガール」のペン・バッジリーが主演を務め、“天使の歌声”といわれたジェフの歌唱シーンも見事に演じ切った。
映画を鑑賞した堂珍は、「ひと言でいうとせつない。せつなすぎてジェフの歌声が聞きたくなった」と故人に思いを馳せた。バックリィとの出会いは、「2001年に上京してからバックリィを聞くようになった。最初は歌声の奇抜さ、他にあまりないスタイルに恐ろしい音楽をやっているなと思った。音楽のキャリアを積んでいくうちにバックリィのかっこ良さにどんどん引き込まれ、この人は別次元だなと思った」と語った。
堂珍は、そんなあこがれのバックリィの名曲「ラスト・グッバイ」をカバーしており、「やる以上は自分のものにしないといけないと思った。キャパオーバーしてただやるだけじゃつまらない」と楽曲に込めた強い思いを明かした。