松坂桃李、“オネエ”キャラに初挑戦!田口トモロヲ監督作に木村文乃、光宗薫ら
2014年10月13日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の松坂桃李が、田口トモロヲの監督第3作「ピース オブ ケイク」に出演し、初の“オネエ”キャラに挑戦していることが明らかになった。また、多部未華子と綾野剛が初共演を果たす今作には、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑ら豪華な面々が名を連ねるほか、宮藤官九郎、廣木隆一が俳優として友情出演する。
松坂が演じるのは、多部扮する主人公・志乃の学生時代からの親友で、バイト仲間の“おかまの天ちゃん”。時に優しく、時に冷たく見守る志乃の心の支えという役どころを怪演しているが、「初めての田口組、台本を手にした時は何だかワクワクしました。“おかまの天ちゃん”。原作に負けないくらい愛すべきキャラクターに作り上げていけるよう、丁寧に楽しんで演じていきたいと思います」とコメントを寄せている。
一方の木村は、志乃の学生時代からの親友・ナナコに扮する。多部とは舞台で共演経験があり、「今度はもっと楽しい友達の役でそばにいられたらなあと思っていたところ、こんなに早く実現したので、志乃の数少ない親友として(笑)、撮影も楽しませていただいています」。劇中では多部、松坂、木村の3人がガールズトークを繰り広げるひと幕もあり、見逃すことができない。
今作は、ジョージ朝倉氏の同名人気漫画が原作。浮気がばれて恋人にふられた24歳の梅宮志乃は、引っ越した先で隣人の菅原京志郎と出会う。新たな職場の店長だった京志郎に強くひかれるが、相手には同棲中の恋人がいた……。この同棲相手で、志乃のライバルになるあかりを演じるのが光宗だ。
原作のファンだったという光宗は、自らの役どころを「繊細なところが多く、またその感情に至る背景が原作でしっかりと描かれている分、表現の方法も深く考える必要があり、難しく、面白かったです」と分析。さらに、「撮影中は田口監督をはじめ、多部さん、綾野さん、皆さんとても演技について真摯でいて、学ぶことや得るものがとても多い、濃い日々でした」と語っている。
なお今作には、中村倫也、安藤玉恵、森岡龍らも出演している。10月中旬にクランクアップを予定。
「ピース オブ ケイク」は、2015年秋に全国で公開。