「軍師官兵衛」クランクアップ　涙の岡田准一に中谷美紀らがキス！

［映画.com ニュース］「V6」の岡田准一主演のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が、9月29日にクランクアップを迎え、同局スタジオでセレモニーと会見が行われた。黒田官兵衛役の岡田は、役作りのため、髪の毛を残らずそり落とした剃髪姿で登場。「つらい時も本当に（スタッフ・キャストが）1年間家族みたいになっていって、1人1人にきちんとお礼が言いたい。本当に支えていただいて、乗り越えられたと思っています。みんなが仲良く1年間過ごせたことが誇りですし、大河史上一番仲がいいんじゃないかと思う位、1年2カ月という月日を過ごせた」と、昨年8月20日のクランクインから1年以上にわたった撮影を振り返り、こらえきれぬように涙をこぼした。

撮影後の会見には最愛の正室・光を演じた中谷美紀、黒田家の嫡男・長政役の松坂桃李、筆頭家老・栗山善助役の濱田岳、2番家老の頭脳派・井上九郎右衛門役の高橋一生らが出席。写真撮影時に中谷が岡田の頬にキスすると、続けと言わんばかりに松坂、濱田、速水が頭にキス。さらに高橋が口にキスすると、岡田は恥ずかしそうにスキンヘッドの頭をかいた。そして、最後にはスタッフからの「大殿、お疲れ様でした！」の号令とともに岡田が胴上げされ、締めくくられた。

この日は、12月14日放送の最終回で官兵衛の最期を黒田家一同が見守るシーンを撮影。撮了のサインが出た瞬間、スタジオからは大歓声があがり、苦楽をともにしたキャスト・スタッフ陣は万感の思いがこもった嬉し涙を流した。中谷は、「この1年間で、物語の中ではありましたが皆に愛されるすばらしい妻を演じることができ、立派な息子に恵まれたことをうれしく思っております」と感無量の面持ちでコメント。今作が初の時代劇となった松坂は、撮影当初の不安を明かし「みんな優しくて、本当にたくさんの人たちに支えてもらって、感謝の言葉しか出てこないです」と嗚咽を漏らし声を絞り出していた。