生みの親・富野由悠季監督が語る脱ガンダム「アニメを子どもに取り戻す」
2014年8月24日 15:45

[映画.com ニュース] 富野由悠季監督が8月24日、東京・新宿ピカデリーで行われた「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」の舞台挨拶に登壇した。約15年ぶりに総監督として完全オリジナルで手がけたテレビシリーズを「脱ガンダムと位置付けた」といい、「大人のものになってしまったアニメを、子どもに取り戻したかった。次の世代に伝えていきたい作品」と思いを語った。
宇宙世紀が終わりを告げた新たな時代「リギルド・センチュリー」を舞台に、地球と宇宙をつなぐ軌道エレベーター「キャピタル・タワー」を守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムが、未知なるテクノロジーで生まれた謎のモビルスーツ「G-セルフ」と遭遇し、成長を遂げていく。
原作・脚本を手がけた富野総監督は「目指したのは、子どもや孫に喜んでもらえる作品。自分の思考回路や好みだけでは作れないし、少なくとも“手わざ”を見せるものではない」と断言する。
ターゲットは「10歳から17、8歳くらい」だといい、「彼らがどう見てくれるか……。なまじキャリアがあるので、間違いを犯しているかもしれないが、いろいろな意見をいただき、次の活力にしたい」。一方で「今の大人は、自分の世代しか見ていないから無責任なことばかり言う。逆説的には大人たちにとって(耳が)痛い作品になっている」と富野節も披露した。
舞台挨拶には富野総監督に加えて、声優を務める石井マーク(ベルリ・ゼナム役)、嶋村侑(アイーダ・スルガン役)、佐藤拓也(ルイン・リー役)が登壇した。
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