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男女の愛をブルーグラス音楽に乗せ描いた感動作「オーバー・ザ・ブルースカイ」 監督に聞く

2014年3月21日 16:15

フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督「オーバー・ザ・ブルースカイ」

フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督
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[映画.com ニュース]第63回ベルリン国際映画祭パノラマ部門をはじめ、世界の映画祭で高い評価を得、第86回アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたベルギー映画「オーバー・ザ・ブルースカイ」が3月22日公開する。厳しい現実に直面した男女の愛をエモーショナルなブルーグラス音楽に乗せ描いた物語。フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督が作品を語った。

信仰心あついタトゥデザイナーのエリーゼと、ブルーグラスバンドでバンジョーを弾きながら、自由の国アメリカに理想を抱くアナーキストのディディエ。趣味も性格も異なるふたりだったが、激しい恋に落ち、やがて子どもを授かる。幸せな日々が続くかに思われたが、愛娘のメイベルが重い病気にかかったことから、生活が一変してしまう。

神を信じるエリーゼと無神論者のディディエ。「お互いに未だ愛し合っているけれども全く異なる人間たちの持つ様々な層を重ね合わせたのです。彼らの要素はたった一つではなく、変化していきます。ふたりともが大きな心の変化の軌跡をたどり、それにより物語はよりリアルで複雑なものになります」とキャラクター設定について説明する。

本作は、ディディエ役を演じたヨハン・ヘルデンベルグによる舞台劇を映画化。一組の男女の愛と人生、倫理観や信仰など様々なテーマが巧みに交じり合い、フラッシュバックを用いて、ふたりの人生の「時」に対する違いを演出した。


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(C)2012 Menuet/Topkapi Films
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「舞台では、単にふたりが会話をしている中で、彼らは次に何が起こるかを観客に知らせます。過去の良かった日々について話して、それから、娘の病気の話へと戻るのです。このように演劇では会話中心の展開でうまくいきますが、映画は全く別物です。これこそ私が映画の中で再現したかったこの舞台の強力な部分だとわかっていました。ほとんどの映画は、一時間後とかエンディング近くで、クライマックスのシーケンスや感情的クライマックスを持ってきますが、本作はこの手の感情的インパクトを10分ほどで持ってきました」

ディディエとエリーゼは男女としてのつながり以外にブルーグラスバンドのバンドのメンバーでもあり、生と死をはじめとした人生をうたいあげるブルーグラス音楽が、物語や登場人物の関係性において、重要な役割を果たしている。選曲は1年半かけた脚本執筆の過程で行ったと話す。

「編集もまた重要で、構成のお陰で、自分たちが想定していたのとは別の箇所で音楽を挿入したりする可能性を見つけることができ、よりエモーショナルな場面を作ることができました。私がさらに気付いたことは、物語や劇的機能なしで、12曲を映画の中に挿入しても、うまくはいかないということでした。だから、本当に曲がふさわしいシーンを作るか、あるいは、逆にシーンがあって、ふさわしい曲を見つけるということをしたのです。音楽や歌詞を感情にうまく乗せて、シーンと組み合わせることは本当に楽しかったです」

オーバー・ザ・ブルースカイ」は3月22日ユーロスペースほかで公開。

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