「海猿」興収100億視野の初動 伊藤英明「邦画で金メダル」熱望
2012年7月14日 19:53

[映画.com ニュース] 海上保安庁の隊員たちの活躍を描く人気シリーズの最新作「BRAVE HEARTS 海猿」が、爆発的な滑り出しをきった。同作は7月13日、全国450スクリーンで封切り。興行収入80億4000万円を記録した前作「THE LAST MESSAGE 海猿」の公開初日対比で、142%を記録。大台といえる興収100億円を狙えるスタートとなった。
主演の伊藤英明をはじめとする“海猿ファミリー”は14日、公開記念舞台挨拶ツアーを敢行。伊藤が軸となる“チーム仙崎”と佐藤隆太が中心となる“チーム吉岡”の二手に分かれ、都内8劇場で10回の舞台挨拶行脚に繰り出した。そして、ツアーファイナルの地となる台場・シネマメディアージュには、ふたりに加え加藤あい、仲里依紗、三浦翔平、伊原剛志、時任三郎、羽住英一郎監督が結集。待ちわびたファンたちから盛大に出迎えられた。
伊藤はこの日、6度目となる舞台挨拶に「各所で温かく迎えていただいて、本当に感動します。ここまで支えていただいて、ありがとうございます」と感無量の面持ちだ。そして、「海猿」シリーズをひと文字で表現するならば「金」と発表。「今年の夏休み興行で邦画No.1を目指したい。金メダルを取りたい!」と客席に熱く語りかけた。
2004年の「海猿」から始まり、連続ドラマと続編映画「LIMIT OF LOVE 海猿」(06)、完結編として製作され10年の実写邦画で興行収入No.1を記録した「THE LAST MESSAGE 海猿」と、歴史を積み上げてきた同シリーズ。今作では、原作漫画の最終話であるジャンボジェット機の海上着水事故を描いている。仙崎(伊藤)と吉岡(佐藤)は救難のスペシャリスト集団「特殊救難隊」の一員となっており、わずか20分のうちに乗客乗員346人全員を助け出そうと奮闘する姿に迫る。
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