フラガール“国際舞台”で復興への祈り込めたダンス披露
2011年10月23日 19:50

[映画.com ニュース] 震災からの復興支援を追ったドキュメンタリー「がんばっぺ フラガール! フクシマに生きる。彼女たちのいま」が10月23日、第24回東京国際映画祭が開催中のTOHOシネマズ六本木ヒルズでプレミア上映された。本作の主役である福島・いわき市のスパリゾートハワイアンズの“フラガール”7人と、メガホンをとった小林正樹監督が舞台挨拶に登壇。フラガールの面々が、復興への祈りを込めたダンスを披露すると、客席は拍手喝さいだった。
3月11日の東日本大震災を受け、住民を受け入れる避難所となり休業していたハワイアンズ。そこで働くダンサーたちは、日本中に笑顔と元気を届けようと、46年ぶりに全国キャラバンを復活させた。5月3日のいわき市からスタートし、韓国・ソウルを含め125カ所、247公演を敢行。その様子を約4カ月にわたって追い続けた。
小林監督は「不幸にも“フクシマ”の名が世界にとどろいてしまったなか、この映画を通して感じ入るものがあれば、ぜひハワイアンズにも来てください」。7月6日にクランクインし、10月1日のハワイアンズ再開初公演となるグランドポリネシアンショー「きずなの足跡」までを撮影。急ピッチで編集作業が行われ、晴れて東京国際映画祭という“国際舞台”でのお披露目となった。それだけに「間に合わないとも思ったが、フラガールが、そして福島の人たちが頑張っている姿を世界に伝えたかった」と感慨もひとしおだ。
フラガールのリーダーを務めるマルヒア由佳理さんは「原発事故後、私たちと福島県に住んでいる人たちのありのままの姿と気持ちが映し出されている。この映画から感じ取ったことを、皆さんの人生に役立ててもらえれば」と思いを語っていた。
「がんばっぺ フラガール! フクシマに生きる。彼女たちのいま」は10月29日から全国で公開。「フラガール」(2006)に出演した蒼井優がナレーションを務めている。
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