米ディズニー、自社製品の中国工場を独自調査へ

2011年8月31日 11:15


「カーズ」グッズを手にするジョン・ラセタ―
「カーズ」グッズを手にするジョン・ラセタ―

[映画.com ニュース] 人気アニメ映画「カーズ」の関連グッズを製造する中国の工場が、社員に非人道的な労働を強要していると、人権団体SACOMが告発した。

同団体は、昨年アップル製品を製造する台湾企業Foxconnの労働環境を告発したことで知られている。今回はバービー人形や「カーズ2」グッズなど、マテルやウォルト・ディズニーの玩具の製造を請け負うSturdy Productsに潜入。1カ月間におよぶ調査の末、児童就労法違反や危険物質の取り扱いに対する安全対策の欠如、法律で定められた36時間を大幅に超える120時間もの残業を強要する企業体質などが暴露されている。

また今年5月には、上司に叱責された女性従業員が同社ビルから飛び降り自殺をしたという。SACOMの告発を受け、ディズニーは独自にSturdy Productsの調査に乗り出すと発表。 License! Global誌によれば、2010年の「トイ・ストーリー3」関連グッズ売り上げが24億ドルなのに対し、「カーズ2」関連グッズの売り上げは100億ドルを超えるとみられている。

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