コマ劇跡・歌舞伎町に都内最大級シネコン「TOHOシネマズ新宿」15年オープン
2011年7月11日 18:47

[映画.com ニュース] 東宝は7月11日、東京・歌舞伎町にあった新宿コマ劇場と映画館の新宿プラザなどが入る新宿東宝会館の跡地に、シネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿」とワシントンホテルなどが入る新宿東宝ビルを建設する開発計画を発表した。
同ビルは地下1階、地上31階と高さは130メートルで、3~6階部分を12スクリーン、約2500席と都内最大級となるシネコンが占め、9~31階が約1030室を要するホテルとなる。低層階には今後、収益性を考慮しながら飲食店などを入れる予定で、既に今年3月から解体工事が始まっている。所要資金の約232億円はすべて自己資金でまかない、2015年春のしゅん工、全館オープンを目指す。
コマ劇場は1956年、新宿東宝会館は69年にそれぞれオープン。ともに老朽化が進んだことで2008年末までに閉館した。その後、歌舞伎町シネシティと呼ばれる広場を中心に映画館を運営する東宝、東急レクリエーション、ヒューマックス、東亜興行と共同での再開発プロジェクトも取りざたされたが、東宝の中川敬専務によれば「各社の事情により、ここ2、3年は各社ごと単独で開発計画を練っていた」という。
その中で、東宝はかねて歌舞伎町での映画館経営に否定的だったが、あえてシネコンを出展する理由について、TOHOシネマズの社長でもある中川専務は「新宿の映画興行が急速に回復したことと、歌舞伎町に活性化の可能性が生まれてきた」という2点を挙げた。
新宿地区はかつて、シネコンれい明期の93年には年間観客動員600万人、興収80億円を記録する日本最大の興行地区だった。だが、シネコンの拡大により2004年にはそれぞれ300万人、41億円と半減。それが、07年の新宿バルト9、08年の新宿ピカデリーの開業により、10年には482万人、72億円まで盛り返してきた。
中川専務は、「地元行政や地域の方々による安心、安全な街づくりに対する熱意の高まりがあり、環境美化の機運も出てきた。(ティ・ジョイと共同経営の)バルト9との共存もできると思っている。歌舞伎町の新たなランドマークにしたい」と意欲。オープン年の観客動員目標を100万人に設定した。
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