ジョニー・デップ＆中田ヒデ、日の丸横断幕に熱烈メッセージ

［映画.com ニュース］　世界的な大ヒットシリーズの最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン　生命（いのち）の泉」の日本メディア向けの会見が5月4日（現地時間）、米ロサンゼルスで行われ、主演のジョニー・デップと元サッカー日本代表の中田英寿氏が会見した。

デップは、長く伸ばしていた髪をばっさりと切って登場。世界中のメディアが集まって取材をするなか、1カ国のためだけに会見が行われるのは異例のことだが、3月11日に発生した東日本大震災に心を痛めており「皆さんのご家族やご友人の無事をお祈りしています。日本は大変なときですが、我々パイレーツスタッフも出来る限りのことをして、日本の復興のお役に立てればと思います」と真しな眼差（まなざ）しで語った。

この日の会見場は、ピリピリとした緊張感が漂う雰囲気だったが「日本語で会見が出来なくてごめんね」と和ませるひと幕も。その後、7日（現地時間）に行われるワールドプレミアに招待されている中田氏も登壇し、デップと熱い握手を交わした。中田氏は、「僕はこの映画の大ファン。ジョニーさんには一度お会いしてみたいと思っていたので、今日は本当にうれしいです」と笑みを浮かべた。

デップは、中田氏の提案により、今作のスタッフとキャストが作成した横断幕に「心からの敬意を込めて、皆さんを応援しています」と日本のファンへメッセージを書き込んだ。中田氏も、「さらなる発展をとげる　その日まで!!」とつづった。そして、デップは「横断幕は私たちとしばらく旅をして、海を渡ってロンドンやロシアへ行きます。そして、世界規模で日本を支援したいと思います。日本の皆さんは強い文化と強い心を持った人々だと思うので、復興出来ると信じています」とエールをおくった。

配給のウォルト・ディズニーによれば、この横断幕は7日に米アナハイムのディズニーランドで行われるワールドプレミアを皮切りに、11日のロシアプレミア、12日のUKプレミアを経由し、多くの人々のメッセージを乗せて、今月17日のジャパンプレミアの会場に届けられるという。

「パイレーツ・オブ・カリビアン　生命（いのち）の泉」は、5月20日から全国で公開。