イギリスのジョフィ監督、リメイクは嫌いだけど「ブライトン・ロック」は別格

2010年10月29日 16:45


リメイク版は舞台を1964年に
リメイク版は舞台を1964年に

[映画.com ニュース] 英映画「ブライトン・ロック」が10月29日、東京・六本木ヒルズで開催中の第23回東京国際映画祭コンペティション作品として公式上映され、ローワン・ジョフィ監督が会見とティーチインに出席した。

同作は、グレアム・グリーンの古典的小説をもとに、犯罪に手を染めていくピンキーと、惹(ひ)かれていくローズの危険な関係を描いたラブストーリー。1947年にリチャード・アッテンボロー主演で映画化されているが、「僕自身、リメイク作品が好きじゃなくて、このリメイクのオファーも一度は断っているんです。けれど、この原作は大好きでオファーを受けることにしました」と製作経緯を説明する。

しかし、「好きだ」という原作にもエピソードがあり、「原作は15歳のころに読んでいます。冷たくて、暗くて、分かりにくくて、当時は好きにはなれなかった」と述懐。それでも、「リメイクのオファーをもらってもう一度読み返してみたら、昔の印象と違った。今まで読んだなかで一番面白いラブストーリーだと思ったんです」と語った。

原作では1939年を舞台にしているのに対し、リメイク版では1964年が舞台。「1964年はイギリスで最後の死刑が執行された年で、そういう背景も主人公のピンキーが殺人を犯していくことに影響を与えていると思うんです。その時代は組織犯罪が横行していたけれど、若者たちが運動を起こし始めた時期でもある。今の時代に(自分たちも)何かしなくてはならないという警告を伝えたかった」と熱い思いを伝えた。

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