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ベネチア映画祭前半は、ソフィア・コッポラ新作&ドヌーブ主演作がリード

2010年9月6日 12:49

ソフィア・コッポラ監督の新作はひと味違う路線「SOMEWHERE」

ソフィア・コッポラ監督の新作はひと味違う路線
写真:Press Association/アフロ
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[映画.com ニュース] ジョン・ウー監督が9月3日、第67回ベネチア国際映画祭で、金獅子功労賞の授賞式に出席し、スー・チャオビン監督とともに共同でメガホンをとった新作「剣雨江湖」の上映が行われた。ウー監督は、栄誉ある賞の授与について「初めて連絡を受けたときは、ただただびっくりした。その次に(映画祭ディレクターの)マルコ・ミューラーの冗談だろうと思った。こんな名誉な賞をもらうことができて本当に光栄だ」と喜びをあらわにした。

ミューラーは、「ジョン・ウーがアジア映画にもたらした功績は計り知れない。新作があってもなくても、今年の功労賞は彼に決めていた」と称賛。新作「剣雨江湖」は、ミシェル・ヨーチョン・ウソンリー・ビンビンら国際的なアジアのスターの顔合わせが話題の壮大な武侠スリラーだ。

同日にはまた、ソフィア・コッポラ監督の「Somewhere」(原題)も上映され、スタンディングオベージョンで歓迎された。スターが集まるロサンゼルスの有名なホテルを舞台に、派手なセレブライフに明け暮れていた俳優(スティーブン・ドーフ)が、娘の面倒を見ることになったのをきっかけに、人生を見つめ直す物語。「ロスト・イン・トランスレーション」のビル・マーレイに似たキャラクターながら、これまでのソフィア映画の路線とはひと味異なる映像スタイルがうかがえる。

さらに、映画祭前半の人気をさらったのが、カトリーヌ・ドヌーブ主演、フランソワ・オゾン監督のコメディ「しあわせの雨傘」。70年代のフランスの地方都市を舞台に、典型的ブルジョワ家庭の主婦とその支配的な夫の関係が、所有する工場のストライキをきっかけに逆転する様子を、ポップでファンタジックな色彩で描く。同監督の「8人の女たち」に続き、ドヌーブの歌って踊るシーンも登場する、コミカルで風刺的な作品だ。映画祭でコメディは評価されにくいと言われるが、上映中は随所で笑い声が上がり、ベネチアっ子のハートはつかんだようだ。(佐藤久理子)

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