リッキー・マーティンが同性愛をカミングアウト
2010年3月30日 17:26
[映画.com ニュース] プエルトリコ出身の人気歌手リッキー・マーティン(38)が3月29日、同性愛者であることを自身のウェブサイトで告白した。マーティンがゲイではないかという噂は数年前からあったが、本人はこれまで特に否定も肯定もしていなかった。
マーティンによると、数カ月前に自伝の執筆を始めたことが、今回のカミングアウトにつながったという。「最初の文章を綴った瞬間、この本が、長年自分の内側に抱えてきたものから僕を解放してくれることを確信した。それは、内に秘めておくには重くなりすぎた」と書いている。
また、マーティンは08年、代理母から生まれた双子の男の子の父親となったが、「同性愛者であることを隠し続けることは、子どもたちが生まれつき持っている輝きまで間接的におとしめることになると思った」と明かし、最後を「自分は幸せな同性愛者であると、誇りを持って言うことができる。自分はありのままでとても祝福された存在なのだ」と締めくくった。
80年代から音楽活動を始めたマーティンは、98年FIFAワールドカップのテーマソング「ザ・カップ・オブ・ライフ」や、99年の「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」の大ヒットで世界的なスターとなった。