千原ジュニア、「BUG」試写会で「ホラー映画はコント」説を力説
2008年7月1日 12:00
[映画.com ニュース] 「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」で知られるウィリアム・フリードキン監督の最新作「BUG/バグ」(7月5日日本公開)の試写会が6月30日、東京・月島のブロードメディア・スタジオ試写室で行われ、お笑い芸人の千原ジュニアがトークショーを行った。
映画は、あるモーテルの一室で過ごす男女が、部屋の中に小さな“虫(バグ)”がうごめいていることに気付いたことから、次第に精神を蝕んでいく様子を描いたサスペンスホラー。ジュニア曰く「主役2人が一番バグってる」という本作は、もともとはブロードウェイで上演された舞台劇が原作のため、舞台の一幕物のようにほぼモーテルの一室のみで物語が進行。舞台変換のない実験的内容のため、すでに評論家筋から賛否両論が起こっているという。
そんな本作についてジュニアは、のっけから「正直に言えば僕は“否”のほうです。映画でやるようなことかなとも思うので……」とぶっちゃけて語ったが、「いかにも映画らしいことを映画にするのは当たり前だし、ほとんどワンシチュエーションで進むところは冒険していていいと思う。僕も芸人として冒険していきたい」とフォローも忘れなかった。
また本来は「怖い映画が苦手」というジュニアは、「先輩芸人から恐怖と笑いは紙一重だとよく教えられた」と語り、「ホラー映画ってほとんどコント。TVから女が出てくるなんて(『リング』のこと)コントですよ。この映画でも何カ所か笑いそうになりました。詳しく言えないですが、ピザ配達のシーンは面白いです」とホラー論を展開。「今日のイベントも、僕は顔は怖いけどそこそこ笑えるから呼ばれたんじゃないですか(笑)」と言って爆笑を誘った。