「スパイダーマン」の原作者がマーヴル社を提訴
2002年11月19日 12:00
「スパイダーマン」の生みの親であるスタン・リーが、映画版「スパイダーマン」の利益を巡ってマーヴル社を訴えた。リーの主張によると、彼がクリエイトしたキャラクターを元にテレビ・映画が作られる場合、マーヴル社の収益の10%をスタン・リーが受け取るという契約を98年に交わしているという。マーヴル社に60年勤続した彼は、その間に「X-メン」「超人ハルク」「デアデビル」「ファンタスティック・フォー」などを生み出した。現在は、そのほとんどの映画化が進行中。しかし、リー自身は、「スパイダーマン」の利益はおろか、2000年に公開された「X-メン」の分配もまだ受けていないというのだ。
これに対し、マーヴル社は、映画「スパイダーマン」の収益をまだ受け取っていないと主張。また、退職したリーに対しても、年100万ドル(約1億2000万円)相当の給料を支払っていることを明かした。