バンデラスの新作は、倒錯ぶりがさらにエスカレート
2001年7月17日 12:00
ペドロ・アルモドバル監督、アントニオ・バンデラス主演の「アタメ」は、その突飛な物語で有名だが(なにしろ精神病院から出てきた男が、憧れのポルノ女優を監禁し、ついにはそのポルノ女優の愛を勝ち取るという「純愛映画」なのだ)、2人が再びタッグを組む「タランチュラ」は「アタメ」の比にならないほどの倒錯した世界になりそうだという。バンデラスの話によると、彼が演じるのは娘をレイプされた整形外科医だという。執念で犯人を見つけだした整形外科医は、犯人を自宅の地下室に監禁し、腹いせに女性に性転換させてしまう。が、のちに、主人公は「彼女」に恋心を抱いてしまうようになるんだとか。なんともはや。