ラジー賞は「バトルフィールド・アース」が最悪タイの7冠！

アカデミー賞授賞式を翌日に控えた24日、映画人にとって最も不名誉な映画賞“ゴールデン・ラズベリー・アワード”の受賞作の発表が行われた。その年の最高の映画を選ぶのが本家アカデミー賞なら、こちらは最悪な映画を選ぶいわば“裏アカデミー賞”。今回は大方の予想通り、ジョン・トラボルタ主演の底抜けSF大作「バトルフィールド・アース」が作品賞や主演男優賞など7部門を独占するという快挙を成し遂げた。7部門での受賞は、96年の「ショーガール」（ポール・バーホーベン監督作）に並ぶ最悪記録。しかも同作で共演したトラボルタの妻ケリー・プレストンも助演女優賞を獲得するという“夫婦受賞”のオマケ付きで、この映画をマジで作ったトラボルタは続編製作により一層の執念を燃やしていることだろう。受賞結果は以下の通り。

最悪作品賞

「バトルフィールド・アース」

最悪主演男優賞

ジョン・トラボルタ（「バトルフィールド・アース」）

最悪主演女優賞

マドンナ（「2番目に幸せなこと」）

最悪助演男優賞

バリー・ペッパー（「バトルフィールド・アース」）

最悪助演女優賞

ケリー・プレストン（「バトルフィールド・アース」）

最悪監督賞

ロジャー・クリスチャン（「バトルフィールド・アース」）

最悪脚本賞

「バトルフィールド・アース」

最悪リメイク・続編賞

「ブレアウィッチ2」

最悪カップル賞

ジョン・トラボルタ＆彼と一緒にスクリーンに映った共演者すべて（「バトルフィールド・アース」）