女家族

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女家族

解説

家父長制が根強く残る田舎の村を舞台に、かつて村を出ていった3姉妹が一堂に会したことから起こる人間模様を描いたドラマ。

日本の古き「家」という制度がいまだ色濃い山間の村に、年に一度の祭りの日がやってくる。祭りでは男たちしか神輿を担ぐことができず、女たちは男たちの手伝いをしたり、もてなしの準備に精を出す。そんな村の、主を亡くして後継者もいない藤枝家に、ひさびさに3人の娘が集まる。都会で暮らす長女は婿を見つけられないまま40歳を迎え、次女は父親がわからない高校生の娘と実家で暮らし、ひとり暮らしをしていた三女も未婚で妊娠したことを報告する。世間体を気にする母親は動揺し、祖母はすべてを受け入れる。そんな女たちのひさびさの再会によって、それぞれが抱えていた問題が明らかになっていく。

メガホンをとったのは、「カメラを止めるな!」で助監督を務め、同作のスピンオフ「カメラを止めるな!スピンオフ『ハリウッド大作戦!』」では監督を務めた中泉裕矢。「カメラを止めるな!」に出演した生見司織をはじめ、小島彩乃、綱島えりか、根岸季衣らが共演。生見が脚本も担当している。

2023年製作/89分/G/日本
配給:film_puzzle
劇場公開日:2023年9月23日

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映画レビュー

5.0懐かしき故郷

2023年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

田舎の村を舞台に、三姉妹と祖母、母、娘の人間模様を描いた作品。

木々の緑と、空の青、流れる清流、全ての映像が綺麗で懐かしく思えた。そこに暮らす人は皆んな顔馴染みであるが故に、その地の慣習から外れることを嫌う。そんな故郷を感じさせた。

出演者はほぼ女性である。したがって、会話の内容は、おっさんには少し恥ずかしい。

後半は笑いの場面、ホロっとする場面もあり、もう一度観てみたい映画です。

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tnk_san

4.0「女性の会話が見所」

2023年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年179本目。

後半が非常にいい。
映画見てる時どこが監督さんが一番見せたい所かなと普段はあまり考えないんですが、今作後半の検査の所から三段ロケット位で面白い展開。会話ですね。女性の会話が映画で聞いたことない内容。子供の時やった夏の風物詩がノスタルジー感じて良かった。中島裕矢監督が映画館にいらしてお話しできて嬉しい。

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ヨッシー

3.5じゃじゃ馬

2023年9月25日
Androidアプリから投稿

笑える

楽しい

幸せ

家父長制が根強く残る田舎の村の女ばかりの4代の家族が、祭りの日に全員揃って巻き起こる「家族」の話。

三人姉妹は全員独身、長女は40歳三女は30歳、祭りの日の朝から誰の子かわからない11歳の少女を次女が預かって来ているという状況で始まって行くけれど、最初はちょっと設定が解りにくい。

ちなみに個人的には、この村では女は神輿を担いではいけないというのは、神事だからということで理解出来るけれど、THE田舎にありがちな前時代的な思考の持ち主で、本家だ分家だ跡取りだと述べるのは全然理解出来ないタイプ。

そんな状況下、全員揃って妊娠だ不倫だ結婚だ、とドタバタ劇を繰り広げるけれど、婆ちゃんと母親しか知らない秘密とか、突然のキャラ変の背景にある本当の思考と約束とか、ドラマとしての部分も暑苦しくないぐらいに納得させてくれるものがあったし人情的だし、とても面白かった。

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Bacchus