劇場公開日 2024年2月9日

「吉良孝証「バカでいいんだよ」」身代わり忠臣蔵 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5吉良孝証「バカでいいんだよ」

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

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2024年映画館鑑賞14作品目
3月2日(土)シネマ・リオーネ古川
通常価格1900円

監督は『映画鈴木先生』『親物語!!』『ニセコイ』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜ファイナル』『都会のトム&ソーヤ』『総理の夫』の河合勇人
脚本は『超高速!参勤交代』『超高速!参勤交代 リターンズ』『サムライマラソン』『引っ越し大名!』『水上のフライト』の土橋章宏

吉良上野介の弟が松の廊下で重傷を負いのちに亡くなった兄になりすますコメディー時代劇

吉良弟と大石内蔵助の間で友情が芽生える
名門武家の生まれか覚悟すれば死を受け入れる天晴れぶりは意外な展開
三文芝居の生臭坊主が千両役者に成長する絵巻

監督と脚本家のこれまでの作品実績から見て少なくともそこそこ楽しめることは間違いない

ただムロツヨシの演技がうざい
いつもにまして鬱陶しい
下積みが長かっただけでは正当化できない

大石内蔵助といえば自分はまず片岡千恵蔵を思い出すがそれを思うと永山瑛太は随分と若く軽く感じてしまう
しかし実際何歳で亡くなったかといえば43歳
今の瑛太の年齢に近い

なぜか御首級でラグビーを始めてしまう斬新な展開
たけし映画『座頭市』のタップダンスを彷彿させる自由奔放さ

配役
出家し僧になったが真面目に修行せず実家に度々行ってはカネをせびる上野介の弟の吉良孝証にムロツヨシ
吉良上野介にムロツヨシ
大石内蔵助に永山瑛太
貧乏御家人の生まれで孝証を支える吉良家女中の桔梗に川口春奈
孝証を上野介に仕立て上げた家臣の斎藤宮内に林遣都
孝証に厳しい吉良家剣客の清水一学に寛一郎
元赤穂家家臣の堀部安兵衛に森崎ウィン
吉良家家臣で門番の堀江半右衛門に本多力
元赤穂家家臣の原惣右衛門に星田英利
内蔵助の妻の大石りくに野波麻帆
花魁の高尾太夫に橋本マナミ
吉良家家臣の加藤太右衛門に板垣瑞生
元赤穂家家臣の片岡源五右衛門に廣瀬智紀
元赤穂家家臣の奥田孫太夫に濱津隆之
吉原遊女の春凪に加藤小夏
元赤穂家家臣の岡野金右衛門に野村康太
元赤穂家家臣の間十次郎に入江甚儀
浅野内匠頭に尾上右近
徳川綱吉に北村一輝
幕府家老の柳沢吉保に柄本明
ナレーションに森七菜

野川新栄